Vol.13 鶴見辰吾さん

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Vol.13 鶴見辰吾さん

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インタビュー 私のいえ ∼すまいの履歴書∼ 各界でご活躍の方々に、家、住まいに、住み替えにまつわるお話を伺いました。インタビュー 私のいえ ∼すまいの履歴書∼

Vol.13 2013/6/19更新

『気軽に立ち寄れて、心地いいと思ってもらえる場所にしたいですね』 鶴見辰吾さん

『気軽に立ち寄れて、心地いいと思ってもらえる場所にしたいですね』鶴見辰吾さん

profile
鶴見辰吾(つるみしんご)
1964年、東京生まれ。俳優。1977年にテレビドラマ「竹の子すくすく」でデビュー。『三年B組金八先生』などで高い注目を集め、その後も数々の映画、ドラマ、舞台に出演。また、芸能界きっての自転車好きであり、二代目自転車名人(自転車活用推進研究会)でもある。

横浜のマンションに奥様と暮らす、鶴見辰吾さん。ご自宅には俳優仲間や趣味である自転車仲間が集まることも多いのだそう。そんな鶴見さんの暮らしや住まいのこだわり、そして地域の人との交流まで伺いました。

30代前半で横浜のマンションを購入 見た物件はたった2軒…

鶴見辰吾さんの写真1
お住まいのマンションについて話す鶴見辰吾さん

私が初めて一人暮らしを始めたのは32歳の頃。実家が東京にあるので大学や仕事に通うのにもまったく不便がなく、家を出る理由もきっかけもなかったんです。
とはいえ、やはり、いつまでも実家に居座わっていることに違和感を持つようになって、独立することにしました。当時はまだ独身でしたが、その頃には付き合っていた今の妻といずれ結婚をするつもりでしたし、賃貸よりは、自分のマンションを持っていたほうがいいんじゃないかと思って購入することにしたんです。
でも、実は2軒しか内覧してないんですよ。都心と横浜の物件を1軒ずつ見ただけで結局、横浜のマンションに決めました。妻の実家が近かったこともあるし、同じ価格で探した都内の物件に比べて、やはり横浜のほうが専有面積が広いですから、最終的にはそれが決め手になりました。横浜の夜景が一望できることと、当時は珍しかったのですが、自分のライフスタイルに合わせて購入時に間取りを選べることも気に入りましたね。ただ、購入したときは特に和室は必要ないと思っていたので、フローリングのリビングにしましたが、すぐそのあと日本舞踊を始めて、あぁ和室が必要だったなんて少し後悔もしたのですが(笑)。
実際、あまりこだわりもなく「まぁ、いいかな」と、購入を決めました。何軒も見ると、迷ってなかなか決められなくなりそうで、早々と手を打ったという感じです。

自転車を始めてから、地域にも住まいにも愛着が

鶴見辰吾さんの写真2
横浜での暮らしについて語る鶴見辰吾さん

今も、そのマンションに住んでいますから、もう17年になりますね。
横浜は好きな街ではあったけど、東京生まれ東京育ちで、東京のことしか知らなかったから、いざ住んでみると最初はしっくりこなかったんです。でも、自転車で細い路地を走ったりするようになると、「この道があの場所に繋がっているんだ」とか「こんなところに公園があるんだ」など、いろいろな発見があり、しだいに自分の街になっていくのを感じました。それに、自転車のツーリングは地元からスタートして地元に戻ってくるというのが王道ですから、自然と地元の自転車仲間も増えました。だから今は、この街にとても愛着があるんです。
住み始めた頃は帽子を深く被って顔を隠していましたけど(笑)、今は、そういうのは取っ払って地域の人たちと仲良く過ごさせてもらってます。そのほうが自分自身も過ごしやすいし、楽しい生き方ができますしね。マンション内も同じ。プライベートを守るためにご近所付き合いを避ける人もいるけれど、私は交流を大切にしたいほうです。
以前、マンション内でゴルフのコミュニティができて、バスをチャーターしてコンペをしたことがあったんです。ゴルフ場で一人ひとり、名前や住所を書くでしょ。そのとき、全員が同じ住所を書くものだからゴルフ場の方が唖然としていて。こちらも笑っちゃいました(笑)。

俳優仲間や自転車仲間などが、集まって家飲みを楽しむことも

鶴見辰吾さんの写真3
理想の住まいについて考える鶴見辰吾さん

我が家は人が集まることが多い家だと思います。学生の頃から誰かの家に集まって、よく飲んでいましたね。今も俳優仲間や自転車仲間、妻の友人たちが遊びに来て家で料理したりお酒を楽しんだりすることはしょっちゅう。
独身のときは自分でも料理を作ってもてなしましたが、今はすべて妻が料理をしてくれます。多いときでは20人くらい集まるので家の中はたくさんの仲間たちが入りやすく、そして来た人がくつろげるような空間づくりを意識しています。

私にとっても家は一番安らぐ場所です。探究心が旺盛だった20代の頃は、地方や海外のロケに行くと、泊まれるものなら泊まって少しでも新しいことを見よう、体験しようと思っていましたけど、今は一日でも早く家に帰りたいんです。やはり「我が家」のほうが疲れもとれるし台詞も覚えやすいんですね。
今のマンションに愛着はありますが、自転車を始めてからは一軒家が理想なのかもしれないと思うこともあります。具体的な予定はありませんが、もし住まいを変えるとすれば自転車を置けるガレージがあって、そして自転車仲間がスムーズに家の中に入れるような家にしたいですね。それから台詞の練習をしたり、楽器を演奏できるスタジオなんかがあったりしてもいいかもしれません。とにかく人が集まってくれて、みんなにくつろいでもらえる家というのが一番こだわりたい点です。
自分の経験を踏まえて言うと、これから家を購入する方は将来のライフスタイルをきちんと見据えて買うことが大切だと思います。どうしても目先の生活に合わせて購入しがちですし、先まで見通すのもなかなか難しいのですが、『人生、そろそろ固まってきたな』という50歳前後になったときにフレキシブルに対応できるかどうか、それが住みやすい家につながる気もします。

こぼれ話

鶴見さん出演の舞台『兄帰る』は、8月3日(土)∼9月1日(日)、芸術劇場 シアターウエストにて公開予定。
ひとり息子をオーストラリアでのホームステイに送り出し、水入らずで夏休みを過ごそうと計画していた中村夫妻のもとに突然現れたのが、多額の借金を抱え10年以上も雲隠れしていた、鶴見さん演じる兄・幸介。その出来事をきっかけに、中村家とその周りの人々の間で、嘘や秘密が露呈、対立や責任の押し付け合い……。それぞれが、さまざまな選択を迫られていく過程で、自分の生き方や信念を試されていく。
「どこにでもある家族の問題。そういう問題を抱えているのは自分だけじゃない、皆、何とか乗り越えていくんだなと希望を感じていただける物語です」(鶴見さん)

詳細はこちら
http://nitosha.net/n38/

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