Vol.22 高嶋ちさ子さん

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インタビュー 私のいえ ∼すまいの履歴書∼ 各界でご活躍の方々に、家、住まいに、住み替えにまつわるお話を伺いました。インタビュー 私のいえ ∼すまいの履歴書∼

Vol.22 2014/3/18更新

『すごくいいマンションに出会いました。
きっと、運がいいんです。』 高嶋ちさ子さん

『すごくいいマンションに出会いました。
きっと、運がいいんです。』高嶋ちさ子さん

profile
高嶋ちさ子(たかしまちさこ)
東京都出身、ヴァイオリニスト。6歳からヴァイオリンを始め、桐朋学園大学を経て1994年イェール大学音楽学部大学院修士課程アーティスト・ディプロマコースを卒業。「めざましクラシックス」や「12人のヴァイオリニスト」を企画、プロデュース。年間100本近いコンサートを開催。テレビなどのメディア出演、執筆など活動の場は多岐に渡る。

都内のマンションで、ご主人と2人の息子さんと 暮らす高嶋ちさ子さん。結婚当初から ずっと住む現在の部屋をとても気に入っているそう。 今の住まいについてはもちろん、ご実家での暮らし、 海外生活などのお話もうかがいました。

実家では兄とのいたずら合戦。いつも、気の抜けない暮らし

高嶋ちさ子さんの写真1
実家での出来事を話す高嶋ちさ子さん

実家は2階建てで庭がある一軒家でした。両親と母方の祖母が住んでいたところに、姉、兄、私が増えていったので、部屋の増築を繰り返した家でした。庭にはブランコなどの遊具があり、都内といっても当時は、家の前に一面キャベツ畑が広がっているような場所でした。
我が家は一言でいえば気の抜けない家(笑)。というのも、私と1つ年上の兄は街でも有名なやんちゃ兄妹でしたから。2階には両親の部屋、兄の部屋、そして姉と私の部屋がありました。兄は、私のヴァイオリンの音を聴くと眠くなるらしく、練習を始めると勉強中にうたた寝してしまう。私は、その頃を見計らっては、ベランダから屋根をつたい、兄の部屋の窓を外からドンドン叩いて驚かせたりしていました。もちろん兄も仕返しをしてきます。私はヴァイオリンの練習をしたくないとき、一回練習したものを録音して部屋で流していたんです。すると兄は、そのことを母に告げ口しようと、窓越しにポラロイドカメラを持って撮影しにくるわけです。大学生になっても、そういういたずらは続きましたよ。私も兄も車の免許を取った頃は、1台しかない車の取り合いでした。私が先に出掛けようと玄関を出ると、兄が2階からばしゃーと水をかけてくるんです。私はびしょ濡れですから、着替えるために部屋へ戻ると、兄はその隙に車で出かけてしまう。演奏旅行に行った先で、バッグの中に木彫りのクマの置物が入っていたこともありますし…。しょっちゅう喧嘩もしていましたし、私と兄のいたずら合戦はすさまじかったんですが、今思えばとても楽しかったですね。

楽園のような寮での海外生活。たくさんの大豪邸で目の保養

高嶋ちさ子さんの写真2
海外生活を振り返る高嶋ちさ子さん

大学を卒業したあとはアメリカの大学院へ留学しました。渡米したての頃は、ホームシックで泣きわめいていましたよ。最初は初めての一人暮らしを楽しみにしていたのですが、淋しいし、料理もほとんどできないし、英語もカタコトだし…。やる事なす事うまくいかなくて、なんでこんなところに来ちゃったんだろうと思いました。でも、結局、淋しかったのは最初の2か月だけ。あとは、自由の身を楽しんでいたかな。
大学院を卒業したあとはマイアミのオーケストラに入り、付属する寮に引っ越しました。寮といっても、言葉からイメージするような場所じゃありませんよ。華やかなマイアミビーチ沿いで、プールもありますし、夜な夜なパーティが繰り広げられる、そんな楽園のようなところでした。オーケストラ全員でセレブの自宅に演奏しにいくこともよくあり、絵に描いたような素敵な豪邸にもたくさん招かれました。中でも、映画に出てくるような書斎があった豪邸は印象深く覚えています。天井から床まで本棚になっていて、四方八方が本に囲まれていて、本棚にははしごがかかっていて、しかもその棚が動く! 憧れを通り越した夢のような空間でしたね。

素晴らしい眺めと広い駐車場。何の不満もない、今の住まい

高嶋ちさ子さんの写真3
今の住まいについて語る高嶋ちさ子さん

6年間海外で過ごしたあとは実家に戻りました。そして、結婚をしてからはずっと、現在のマンションで暮らしています。騒がしい実家と楽園のような寮で育ってきたので、夫との二人暮らしを始めたころは、家の中があまりにも静かで、病気になってしまいそうでした(笑)。
今、住んでいるのは、夫が結婚をする前に購入していた部屋ですが、高台に建っているので窓からの景色も最高だし、車3台を平置きできる駐車場付き、という車好きである私の譲れない条件もクリア。それに、同じマンションに住む人たちはほとんど顔見知りで、互いの子どもを預かったり、「ワインオープナー貸して」なんていう物の貸し借りもしょっちゅう。子どもたち同士も仲が良くて、我が家の息子も年上のお兄ちゃんに勉強を教えてもらったりもしています。だから、この家がすごく気に入っています。
もともとは一人暮らし用に購入した部屋ですから、子ども部屋はありません。それに、住み始めて14年経っているので、そろそろリフォームをしようかとも考えてはいますが、他の場所に引っ越す気はまったくないですね。もちろん、今後も!
実は楽器も車も買ったあとに「失敗したなぁ」ってことがないんです。そして、ここも、すごくいい物件に出会ったなって思います。私、物との出会いに、とってもついているんですよ!

こぼれ話

もともとは、趣味でバンドをやるご主人が、マンションを購入したときに自分のために作ったという防音室。そこが今は、高嶋さんの部屋になっているのだそう。「同業者以外で、防音室が備わっている部屋に住んでいる人なんてほとんどいませんよね。そういう意味でも、夫とは縁があったのかなって思いますね」。

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