清水寺、醍醐寺、仁和寺、平安神宮など世界遺産の著名な神社仏閣が市内にあるという奇跡的な環境で、さらに葵祭、祇園祭、時代祭、五山の送り火など京都ならではの伝統絵巻が楽しめるのも魅力。悠久の歴史に育まれた豊かな自然の中で、伝統に裏打ちされた文化や芸術を身近に感じ、その奥行きの深さを楽しむことのできる街。しかもアクセスも充実しているとあれば、ナンバー1はうなずけます。

大津市は、日本最大の湖である琵琶湖の南西に広がる滋賀県の県庁所在地。琵琶湖に沿って南北に細長い地形で、比良山や比叡山などの美しい風景、三井寺や石山寺などの歴史遺産に恵まれ、四季を通じて自然を楽しむことができます。駅周辺は旧東海道の宿場町であったころの面影を残す、古くからの街並みがみられます。京都駅まで電車で約10分、大阪駅には約40分とアクセスがよく、通勤・通学にも便利。2009年、中核市に移行しました。

琵琶湖の南東部に位置する草津は古くから交通の要衝として知られ、江戸時代には東海道と中山道が分岐・合流する宿場町として栄えました。JR草津駅、南草津駅の周辺整備に伴って都市機能の集積が進み、大学の立地や新産業の創出など、新たな活力と魅力を備えた都市に発展しています。住・産・学のバランスがとれた人気の街といえるでしょう。

京都府の南西部、木津川・宇治川・桂川の三川が合流して淀川となる地点に位置し、大阪府境に接しています。古くから京都と大阪をつなぐ街道筋のある街、淀川運河の水運の便が良好な街として、栄えてきました。70年代以降、八幡市駅に近い男山地区で、ローズタウンや男山団地などの住宅が造成され、男山を取り巻くように住宅地や田園が広がっています。石清水八幡宮をはじめ名所・旧跡が多くあり、幅広い年齢層に人気の街です。

美しい竹林で有名な長岡京市は、8世紀後半に「長岡京」が当時の日本の都として置かれたところ。多くの古墳群、神社仏閣が点在し、歴史と文化を感じさせる街です。古くから交通の要衝として栄え、1965年頃からは京都や大阪のベッドタウンとして大きく発展してきました。東部をJR東海道本線、中央部を阪急京都線が並行して走り、京都駅へは10∼15分、大阪駅へは25∼40分ほどで行くことができます。