東向島（ひがしむこうじま）

花街として財界人が集まった町

東向島周辺は、江戸時代に徳川吉宗が隅田川の墨堤に桜の植樹を命じ、「江戸名所花暦」には「江戸第一の花の名所」と記されるほどの人気を博していました。周辺の「長命寺」や「弘福寺」、「三囲神社」などの寺社仏閣も「江戸名所図会」で紹介されるなど名所として賑わいました。また、明治時代の料理店が原点となり、花街が形成されました。東京随一の花街として知られ、最盛期には1,000人以上もの芸妓が活躍したと言われています。昭和に入り、料亭や芸妓の数は減少しましたが、見番通り周辺には現在も料亭が点在しており、100名以上の芸妓が活躍しています。

東向島の不動産関連情報

ライオンズガーデン東向島

営業マンから見た、【東向島駅】エリア

水戸街道や明治通り沿いにはマンションが建ち並ぶものの、その他は戸建ての住宅が集まる住宅街となっています。江戸時代から桜の名所として人気を博し、江戸中期の享保年間創業の「長命寺桜もち」や、江戸末期に創業した「向島言問団子」など老舗が、現在でも営業を続けています。駅の南側には、東武鉄道創立90周年記念事業として開館した「東武博物館」があり、実際に使われた蒸気・電気機関車や電車、バスの展示をはじめ、電車・バスの運転シミュレータ、ジオラマなどが展示されています。

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