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新築中古マンション市場動向(2018年1月)
 
 

中古マンション市場動向



【主要都市別・中古マンション価格】
  2018年1月の首都圏中古マンション価格は、主に東京都の弱含みに影響される形で前月比-0.5%の3,598万円と小幅ながら引き続き下落しました。都県別で見ると、東京都では-0.3%の4,836万円と4ヵ月ぶりに弱含み、前年同月と大差ない水準での推移が続いています。また、千葉県(-0.6%、1,988万円)では千葉市や習志野市が大きく下げたことによりマイナスに転じています。一方、神奈川県(+0.1%、2,867万円)や埼玉県(+0.1%、2,215万円)では僅かな強含みに留まっており、価格推移に目立った変化は見られません。
近畿圏平均は主要エリアで価格を下げたために、前月比-0.7%の2,128万円と再びマイナスとなりました。大阪府では-0.3%の2,340万円と4ヵ月ぶりの下落、兵庫県では-1.1%の1,830万円で、前年同月比は2015年9月以来のマイナスを示しました。
中部圏平均は前月比+0.8%の1,745万円、愛知県では+1.6%の1,897万円と引き続き上昇し、前年同月比も5%前後のプラスと他の都市圏に比べて堅調なトレンドを保っています。







【1月の主要都市別・中古マンション価格】
  首都圏主要都市の中古マンション価格は、東京23区で前月比-0.3%の5,326万円と僅かながら弱含みに転じたものの、価格水準自体は安定しています。横浜市(-0.4%、3,081万円)や千葉市(-2.3%、1,804万円)でも下げており、いずれも2017年11月の水準まで反落する結果となりました。一方、さいたま市では+0.8%の2,757万円と3ヵ月連続で上昇しました。横浜市との価格差はこの1年間で417万円→324万円と、90万円程度も縮まっています。
近畿圏主要都市の価格は、大阪市で前月比-0.5%の2,912万円と、築浅物件からの事例数がやや減少したこともあって小幅ながら下落に転じました。また、神戸市では-1.7%の1,802万円と3ヵ月連続で水準を下げており、前年同月比の下落率も拡大しています。
名古屋市では2017年10月以降は高止まりで推移していましたが、今月は前月比+2.5%の2,249万円と比較的大きく上昇したことで、2017年9月に記録した直近での最高値(2,215万円)を上回りました。



【首都圏・近畿圏主要都市中古マンション70㎡換算価格表】
※東京カンテイよりデータ一部抜粋
 
 


 
 

新築マンション市場動向



【首都圏のマンション市場動向】
  1月の新規発売戸数は1,934戸で、対前年同月(1,384戸)比39.7%増、対前月(6,480戸)比70.2%減になりました。
1月の地域別発売戸数は東京都区部954戸(全体比49.3%、前年同月比38.7%増)、都下232戸(同12.0%、103.5%増)、神奈川県301戸(同15.6%、13.2%増)、埼玉県249戸(同12.9%、59.6%増)、千葉県198戸(同10.2%、23.8%増)となっています。東京都のシェアは61.3%です。
新規発売戸数に対する契約戸数は1,261戸で、月間契約率は65.2%と前月の72.5%に比べて7.3ポイントダウン、前年同月の61.6%に比べて3.6ポイントアップとなっています。
即日完売は4戸(全体の0.2%)で、フラット35登録物件戸数は1,865戸(同96.4%)でした。
1月末現在の翌月繰越販売在庫数は6,875戸で、2017年12月末現在の7,106戸に比べて231戸の減少でした。2017年1月末残戸数は6,842戸でした。


【近畿圏のマンション市場動向】
  1月の新規発売戸数は1,091戸で、対前年同月(1,396戸)比305戸、21.8%減、対前月(2,259戸)比1,168戸、51.7%減になりました。
1月の地域別発売戸数は大阪市部528戸(全体比48.4%、前年同月比21.9%減)、大阪府下253戸(同23.2%、34.6%増)、神戸市部152戸(同13.9%、25.1%減)、兵庫県下95戸(同8.7%、8.7%減)、京都市部36戸(同3.3%、48.6%減)、京都府下10戸(同0.9%、66.7%減)、奈良県5戸(同0.5%、92.1%減)、滋賀県3戸(同0.3%、94.2%減)、和歌山県9戸(同0.8%、10.0%減)でした。
新規発売戸数に対する契約戸数は852戸で、月間契約率は78.1%と前月の74.9%に比べて3.2ポイントのアップ、前年同月の75.1%に比べて3.0ポイントのアップとなっています。
即日完売物件は20戸(全体の1.8%)、フラット35登録物件戸数は591戸(同54.2%)でした。
1月末現在の継続販売在庫数は2,344戸で、2017年12月末現在の2,539戸に比べて195戸の減少でした。

【首都圏・近畿圏の新築マンション価格推移表(2015年1月~2018年1月)】
※不動産経済研究所よりデータ一部抜粋
 
 

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