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新築中古マンション市場動向(2018年4月)
 
 

中古マンション市場動向



【主要都市別・中古マンション価格】
  2018年4月の首都圏中古マンション価格は、全域で強含んだ前月から一転して伸び悩みとなったことで、前月比-0.4%の3,604万円と再び下落しました。都県別で見ると、東京都では+0.1%の4,881万円と僅かに強含んだものの、神奈川県では横ばいの2,897万円、埼玉県(-0.4%、2,249万円)と千葉県(-0.6%、1,997万円)ではともに小幅な下落となりました。
近畿圏平均は主要エリアが引き続き強含んだ影響から、前月比+0.2%の2,158万円と僅かながら3ヵ月連続で上昇しました。大阪府では+0.2%の2,361万円、兵庫県では+1.1%の1,870万円と上昇傾向を示しています。特に、兵庫県については上昇率が拡大し続けたことで、前年同月の価格水準目前まで持ち直しつつあります。
中部圏平均は前月比-0.3%の1,789万円、愛知県では-0.2%の1,927万円と僅かながら揃って下落しました。愛知県においては、名古屋市に次いで価格水準が高い豊田市や安城市でも弱含みでの推移を示しています。







【4月の主要都市別・中古マンション価格】
  首都圏主要都市の中古マンション価格は、東京23区で前月比-0.3%の5,372万円と僅かながら3ヵ月ぶりに下落しました。一方、横浜市(+0.2%、3,157万円)をはじめ、さいたま市(+0.4%、2,761万円)や千葉市(+0.6%、1,832万円)ではやや鈍化したものの前月に引き続き上昇となりました。首都圏の主要都市では概ね0.5%の変動率に留まっており、前月と比べて目立った変化は生じていません。
近畿圏主要都市の価格は、大阪市で前月比+1.4%の2,975万円と引き続き上昇しました。2017年にかけてはピークアウトの様相を呈していましたが、同年の後半から再び強含みへと転じており、直近では一段高となっています。また、神戸市でも+1.9%の1,861万円と上昇率が拡大しており、底打ちの兆しが出始めています。
名古屋市では上昇率が鈍化しつつありましたが、今月は前月比-0.3%の2,291万円と5ヵ月ぶりに弱含みました。一段と下げが大きかった中心部での値動きが市平均にも影響しました。



【首都圏・近畿圏主要都市中古マンション70㎡換算価格表】
※東京カンテイよりデータ一部抜粋
 
 


 
 

新築マンション市場動向



【首都圏のマンション市場動向】
  4月の新規発売戸数は2,342戸で、対前年同月(2,741戸)比14.6%減、対前月(3,617戸)比35.3%減になりました。
4月の地域別発売戸数は東京都区部929戸(全体比39.7%、前年同月比37.7%減)、都下335戸(同14.3%、20.0%減)、神奈川県350戸(同14.9%、25.1%減)、埼玉県377戸(同16.1%、83.9%増)、千葉県351戸(同15.0%、120.8%増)となっています。東京都のシェアは54.0%です。
新規発売戸数に対する契約戸数は1,475戸で、月間契約率は63.0%と前月の74.7%に比べて11.7ポイントダウン、前年同月の66.3%に比べて3.3ポイントダウンとなっています。
即日完売は5戸(全体の0.2%)で、フラット35登録物件戸数は2,108戸(同90.0%)でした。
4月末現在の翌月繰越販売在庫数は6,443戸で、2018年3月末現在の6,498戸に比べて55戸の減少でした。2017年4月末残戸数は6,649戸でした。


【近畿圏のマンション市場動向】
  4月の新規発売戸数は1,742戸で、対前年同月(1,391戸)比351戸、25.2%増、対前月(1,745戸)比3戸、0.2%減になりました。
4月の地域別発売戸数は大阪市部727戸(全体比41.7%、前年同月比2.8%増)、大阪府下202戸(同11.6%、30.8%減)、神戸市部529戸(同30.4%、689.6%増)、兵庫県下223戸(同12.8%、406.8%増)、京都市部30戸(同1.7%、85.3%減)、京都府下1戸(同0.1%、92.9%減)、奈良県4戸(同0.2%、20.0%減)、滋賀県23戸(同1.3%、41.0%減)、和歌山県3戸(同0.2%、84.2%減)でした。
新規発売戸数に対する契約戸数は1,236戸で、月間契約率は71.0%と前月の67.3%に比べて3.7ポイントのアップ、前年同月の78.2%に比べて7.2ポイントのダウンとなっています。
即日完売物件は62戸(全体の3.6%)、フラット35登録物件戸数は851戸(同48.9%)でした。
4月末現在の継続販売在庫数は2,449戸で、2018年3月末現在の2,355戸に比べて94戸の増加でした。

【首都圏・近畿圏の新築マンション価格推移表(2015年2月~2018年2月)】
※不動産経済研究所よりデータ一部抜粋
 
 

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