マンション市況
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都心エリア 高額物件の成約件数が高まり1億円以上のマンション取引は約3倍に１億円以上の高額物件で売買が活性化していることから、平均坪単価も上昇傾向となっている。2013年の平均坪単価が最も低く約407万円だったが、その後はほぼ右肩上がりで推移し、2021年は約580万円と過去最高額を記録している。高額物件の売買が増え相場が上昇し、その結果として成約件数に占める高額物件の比率が高まるという循環が発生している状態といえるだろう。  【港区】 港区の成約件数は、前年同月比で2 ヶ月連続マイナスとなった。内訳をみると、1 億円以上の成約件数が前年同月比-36.8% と大きく減少している。一方で、成約平均坪単価は前年同月比で15 ヶ月連続プラスもしくは変わらずで推移しており、堅調に右肩上がりを続けていると言えるだろう。  【渋谷区】 渋谷区の成約件数は、前年同月比で2 ヶ月連続マイナスとなっており、内訳では前月に続いて5,000 万円以上1 億円未満の成約件数が減少している。 成約平均坪単価は、前年同月比で8 ヶ月連続プラスの488 万円となった。最高水準であった前月から減少しているものの、高水準であるといえるだろう。  【新宿区】 新宿区の成約件数は、前月比+21 件で内訳は、5,000 万円以上1 億円未満が+11 件、1 億円以上が+10 件となっている。成約平均坪単価については、調査開始の2019 年4 月以降最高値の461 万円を記録した。 また前年同月比では9 ヶ月連続プラスとなっており、引き続き増加傾向にあるといえよう。  【世田谷区】 世田谷区の成約件数は、前年同月比で4 ヶ月連続減少している。内訳は、1 億円未満の成約件数が-29 件と大きく減少していることが分かる。直近3 ヶ月で同傾向が続いている。 成約平均坪単価は、前年同月比+18 万円の321 万円を記録した。1 億円以上の成約件数が前月比+4 件、前年同月比+3 件という結果が増加に寄与したと考えられる。  【千代田区】 千代田区の成約件数は、前年同月比で2 ヶ月連続マイナスとなっており、内訳をみると1 億円以上での成約件数が3 ヶ月連続マイナスとなっている。 成約平均坪単価については前年同月比＋81 万円で567 万円という結果となった。  【台東区】 台東区の成約件数は、前年同月比2 ヶ月連続マイナスで推移している。前月から続いて5,000 万円未満の成約件数の減少が主な原因であるとわかる。 成約平均坪単価は、前年同月比で9 ヶ月連続増加または変わらずで推移している。前月比では＋32 万円と大幅に増加しており、要因としては5,000 万円以上の成約件数の増加（前月比＋9 件）があったためといえるだろう。  【中央区】 中央区の成約件数は、前年同月比および前月比プラスで推移している。内訳では、1 億円以上での成約件数が前月比で大きく増加した。成約坪単価については408 万円となっており、2019 年4 月以降2 番目の高水準となった。 また前年同月比では13 ヶ月連続で増加しており、引き続き増加傾向にあるといえるだろう。  【中野区】 中野区の成約件数は、前年同月比-7 件となっているものの5,000 万円以上での成約件数が3 ヶ月連続で増加している。成約平均坪単価は2019 年4 月以降最高値となる298 万円を記録した。 前年同月比では4 ヶ月連続増加している。  【品川区】 品川区の成約件数は、前年同月比とほぼ同水準となった。前月比では5,000 万円未満での成約件数が伸びて増加していることが分かる。成約平均坪単価については、2019 年4 月以降最高値となる420 万円を記録しており、前年同月比では12 ヶ月連続プラスで推移している。  【文京区】 文京区の成約件数は、前年同月比で2 ヶ月連続マイナスで推移している。1 億円以上での成約件数は7ヶ月連続前年同月比プラスで推移していることから高価格帯は堅調であるといえるだろう。 成約平均坪単価については、前年同月比で9 ヶ月連続プラスで推移しており416 万円を記録している。  【豊島区】 豊島区の成約件数は前年同月比で4 ヶ月連続のマイナスとなった。 成約平均坪単価は、2019 年4 月以降最高値となる427 万円となり、前年同月比で4 ヶ月連続プラスを記録した。1 億円以上での成約件数が増加し、1 億円未満が減少したことが坪単価を引き上げる結果となった。  【目黒区】 目黒区の成約件数は、前年同月比および前月比ではマイナスで推移していることが分かる。 5,000 万円～1 億円未満での成約件数が減少傾向にあるといえるだろう。 成約平均坪単価は、前年同月比で5 か月連続プラスの420 万円となっている。1 億円以上での成約件数が前年同月比で2 ヶ月連続プラスで推移していることが坪単価を引き上げている要因と考えられる。  ※上記グラフおよびコメントは公益財団法人東日本不動産流通機構データを元に当社にて成約登録済みのデータを抽出しました。データ抽出後に追加登録されたデータにより、次回グラフ作成時に過去の実績が変動する場合がございます |
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※このデータは2021年11月01日現在のものです。
