不動産を売りたい、買いたい、
貸したい、借りたい。
それらのニーズを媒介者として
的確に汲み取り、取引をまとめる。
お客様同士を信頼でつなぐことにより、
仲介手数料という形で収益を得る。
そんな不動産流通業はどこからはじまり、
今後どうなっていくのか。
9つのトピックスで紐解きながら、
ご紹介します。
江戸時代末期から明治時代にかけて、徳川封建制が崩壊し、武家が統治していた土地が市民へと細分化されていきました。それに加え、近代化が進む中で産業資本が発達し、都市部への人口流入は増加。そうなると、土地と建物に対する需要は増大し、その売買や賃貸の媒介を行う仲介業者が必要となりました。これを担ったのが、江戸時代に職業斡旋を生業としていた人々。彼らが、土地と建物の管理を行うようになり、不動産流通業のルーツとなりました。