高齢者向の住まいはどのような種類があるのか、施設と住宅の概要と費用の目安をまとめました。施設により異なるケースも多いので、アンテナをはりめぐらせて情報収集しましょう。
要介護1以上の方が利用できる公的施設です。都市部を中心に満室の施設が多く、入居まで数年待ち、入所期限があるところも。近年、より自宅に似た環境で介護が受けられる「新型特別養護老人ホーム」もあります。
要介護1以上の方が利用可の、介護やリハビリテーションが中心の施設です。自宅への復帰を目的としているところが特別養護老人ホームとの違い。3カ月ごとに入所の必要性が問われますが、実態は約9カ月と長めです。
要介護1以上の人のための医療施設です。長期利用できますが、医療提供がほぼなされておらず、特別養護老人ホーム代わりの社会的入院も多いので、2017年度に廃止予定です。
介護が必要な方専用の老人ホームです。介護費用は、介護度に応じた一定金額です。介護保険を利用して必要なサービスを受けられます。
介護の必要ない方も入居できる老人ホームです。介護が必要な方、または必要になった方は施設内で介護が受けられます。現在、総量規制が導入されているので、新設できない地域もあります。
介護の必要がない高齢者が対象の老人ホームです。介護が必要になった場合、外部の訪問介護サービスを利用します。要介護度が重度になった場合は費用がかさむ場合もあります。
公共機関が運営する比較的低額で入居できる施設で、60歳以上(夫婦で入居の場合はどちらか)なら入居可能です。要介護状態の場合は、外部のサービスを受けますが、重度になると退去しなければならない施設が多い。
バリアフリーや生活相談、安否確認のための管理人が常駐することなど、高齢者に配慮して設計された賃貸住宅です。介護の必要があれば訪問サービスを受けます。建物内に介護拠点が併設されている場合も。
駅に近い、豊かな自然がある、など主に高齢者のニーズに合わせた分譲または賃貸マンション。医療・介護の設備が充実している分譲マンションや、大浴場、ラウンジなどホテル並みの物件もあります。
要介護1以上で認知症の高齢者専用の施設です。5∼9人を1ユニットとし、それぞれが家事や身体ケアを担う共同生活です。家庭的な環境で日常生活の訓練ともなります。
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