住まいの売却成功談 第35回

両親が住んでいた実家ですが、昨年母が他界し空き家になりました。当初は共有者である東京に住む姉と別荘的に使うことも考えましたが、両親の世話をしている時に感じたのは「親戚・兄弟は近いところにいた方がいい」ということです。私に何かあった場合は、東京にいる姉にここまで来てもらうことになってしまいます。姉にも相談したところ、「元気なうちに早く東京にいらっしゃい」と言ってもらったので、実家の売却を決意しました。
不動産の知識や地域の相場感もなく、正直どこから手を付けていいかわかりませんでした。そこで、複数の不動産仲介会社に査定を依頼できるポータルサイトを利用しました。一番回答が早く、高く査定してくださったのが住友不動産販売でした。共有者である姉とも相談し、住まいを内見して頂くことになり、その時に担当してくださったのが大田さんです。

姉が帰省するタイミングに合わせて、大田さんと顔合わせを行い売却の依頼を正式にいたしました。売却後の用途に口出しするのは気が引けましたが、当初は建物を残して売却して欲しいと考えておりました。建物は50年近く経っておりますが、地元の大工さんが丁寧に施工してくださり地震にもびくともしない家でした。また、両親の思い出が詰まった住まいでしたので、できれば大切に使って頂ける買主様にお譲りしたいと思っていました。担当の大田さんが、私たちの思いをしっかり受け止めてくれたのがとても嬉しかったです。

実家の近所には建売住宅が販売していたり、アパートが建ったりしているのを見ていたので、大田さんの提案にも納得することができました。

姉と再度相談する機会を設け、両親の思い出の詰まった建物を取り壊すことは残念でしたが、今後のライフプランのことも熟慮した上で、更地にして売却する決断をいたしました。また、売却にあたりこちらの条件をいくつか聞いて頂けたのも、大田さんのご尽力のおかげだと思います。例えば、今後不動産動向が変わるリスクもある中、引き渡し時期を年末に設定してもらいました。こうして頂いたおかげで、夏に姉の家族と実家に集まり、両親との思い出を語りあったり、ゆっくり家の片付けをすることができましたね。約１週間という短い期間で、スピーディーに売却することができたことにも大満足です。今は所有するマンションに一人暮らしですが、年末には東京に引っ越す予定です。こちらのマンションもいずれ売却するのですが、その時も大田さんにお願いすることになると思います。