不動産ニュース

全国4レインズ、17年度成約は18万件

推進Ｃまとめ、会員数が5年連続増加

　 不動産流通推進センターは、全国の4不動産流通機構（東日本、中部圏、近畿圏、西日本）のレインズシステムの活用状況について、17年度分をまとめた。17年4月～18年3月までの間の新規登録件数の合計は前年度比0.2％増の539万3553件だった。うち、売り物件数は162万1702件（0.02％増）、賃貸物件は377万1851件（0.3％増）。売り物件の成約報告件数は17万9289件（0.4％増）だった。これを同年度の新規登録件数で除した「成約報告率」は11.1％（0.04ポイント増）だった。成約報告件数の増加は3年連続。成約報告率が最も高いのは近畿圏で18.0％だった。
　売り物件の新規登録件数を地域別にみると、首都圏は55万8576件（0.2％増）、近畿圏は23万7350件（0.9％増）で、首都圏と近畿圏で全体の49.1％を占めた。中部4県（富山、石川、福井、静岡）5万787件（30.4％減）と四国9万461件（0.4％減）のみ減少した。また、売り物件の物件種類ではマンションは47万6025件（3.7％増）、一戸建ては52万1737件（1.0％増）でともに増加したが、土地は53万3599件（4.5％減）で減少した。新規登録された売り物件の取引態様は、専任媒介が最多で50万2598件（2.2％増）だった。
　17年度末の総登録件数は82万5429件（1.4％減）。このうち売り物件が32万9959件（4.2％増）、賃貸は49万5470件（4.8％減）で、15年連続して賃貸物件が売り物件を上回った。17年度末の会員数は13万4699会員（0.8％増）で5年連続の増加となった。

（提供：日刊不動産経済通信）