不動産ニュース

売り成約件数は33.7％減、賃貸27％減

4月の4レインズ、売り新規登録20％減

　不動産流通推進センターは20日、全国の4不動産流通機構（東日本、中部圏、近畿圏、西日本）のレインズシステムにおける4月分の活用状況をまとめた。成約報告件数は前年同月比29.2％減の3万6562件となり、2カ月連続で前年同月を下回った。このうち、売り物件は33.7％減の1万1140件で、2カ月連続での前年同月割れ。賃貸物件は27.0％減の2万5422件で、14カ月連続の前年同月比マイナスとなった。
　売り物件の成約件数のうち、マンションが3760件（前年同月比45.1％減）、一戸建てが4292件（24.4％減）、土地が2808件（27.3％減）など。地域別にみると、首都圏が3443件（45.5％減）、近畿圏が2768件（31.8％減）、九州が1118件（21.8％減）、中部圏が969件（33.6％減）など。賃貸物件の成約件数は、マンションが2万2216件（26.9％減）、一戸建てが1193件（19.1％減）など。新規登録件数は前年同月比14.1％減の35万7582件となった。このうち、売り物件は20.2％減の12万8921件、賃貸物件は10.3％減の22万8661件だった。
　4月末時の総登録件数は前年同月比1.2％減の77万6298件となり、49カ月連続で前年同月を下回った。前月比では3.1％増と、5カ月ぶりにプラスに転じた。このうち、売り物件は7.5％増の38万6909件と36カ月連続で前年同月を上回った。前月比でも0.8％の増加。賃貸は8.5％減の38万9389件となり、60カ月連続の前年同月割れ。前月比では5.5％増と6カ月ぶりにプラスに転じた。

（提供：日刊不動産経済通信）