Vol.21 いとうまい子さん

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インタビュー 私のいえ ∼すまいの履歴書∼ 各界でご活躍の方々に、家、住まいに、住み替えにまつわるお話を伺いました。インタビュー 私のいえ ∼すまいの履歴書∼

Vol.21 2014/2/18更新

『夫婦が仲良く暮らす秘訣ってちょっとしたこと。
我が家には良いルールがあるんです。』 いとうまい子さん

『夫婦が仲良く暮らす秘訣ってちょっとしたこと。
我が家には良いルールがあるんです。』いとうまい子さん

profile
いとうまい子(いとうまいこ)
1964年、愛知県生まれ。82年にミスマガジンコンテストの初代グランプリを受賞。その後、歌手、女優として活躍。テレビドラマ「不良少女とよばれて」ではヒロインを演じ注目を集める。現在は、女優・タレントとして幅広く活躍。2009年、5歳年下の会社員の方と結婚。

5年前に結婚。都内のマンションで ご主人と暮らすいとうまい子さん。 最初は戸惑いもあった結婚生活が、 あるルールをきっかけに、 気持ちに余裕ができて、円滑になったのだそう。

上京したての住まいは、ただただ、寝るだけの場所

いとうまい子さんの写真1
上京した頃を振り返るいとうまい子さん

生まれは愛知県・名古屋市。高校生までは名古屋で暮らしていました。小学校4年生のときに、それまで住んでいた家のすぐ近所に新しい家を建てて引っ越したんです。その家というのは別段、斬新なデザインではないのですが、なぜかトイレがガラス張りでした。曇りガラスですが、それにしても!
幼い頃はさほど気にしていなかったものの中学生くらいになるとそれが嫌で(笑)。父がこだわったようですが、女子としてはとても恥ずかしかったですね。

高校生のときにスカウトをしていただき、卒業後は芸能活動をするために東京へ。勉強もしたかったので、同時に大学にも入学しました。上京後、初めての住まいは事務所が用意してくれた部屋で、仕事にも大学にも通いやすい場所だったのですが、すぐに仕事が多忙を極め、大学は1度も通うことなく中退。
そして、家はほんの一瞬、寝に帰るだけの場所でした。家具やインテリアをどうしようなんて、考える余裕なんてなかったです。ただただ、寝られればいい(笑)。ひどいときはあまりに疲れて玄関先で寝てしまうこともあったほどです。忙しさのあまり掃除はもちろん洗濯すらできない日々で、それを見かねた母が頻繁に東京に来てくれるようになりました。最初は月に1度だったのが2週間に1度になり、だんだんと東京にいる時間のほうが長くなって、一緒に暮らすことに。そして数年後、近くにマンションを借りて父と兄も上京。結局、家族全員、東京で暮らすことになったんです。

住めば都。こだわりがないからこそ、どんな部屋も自分の空間になる。

いとうまい子さんの写真2
今の住まいについて語るいとうまい子さん

5年前に44歳で結婚しました。実は、18歳で上京してから結婚をするまで1度も引っ越しをすることなく同じマンションに住んでいたんです。賃貸で26年も同じところに住んでいたというと驚かれますが、何の不満もなかったですし、もっと良い部屋に住んでみたいと思ったことも全くありませんでした。
私は、住まいにこだわりや欲があまりないんです。それゆえ、どこにでも順応しやすいのかもしれません。住めば、そこが一番の都。次第に愛着が沸いてきて、どんなにハイセンスな部屋よりも、自分にとってはそこがもっとも居心地の良い場所になってくる。だから他に目移りすることは全くありませんでした。

今の住まいもとても快適です。ここは、私たちが結婚する前に主人が購入したマンション。だから内装もインテリアもすべて彼のセンスで揃えたもの。私のこだわりや好みで購入したものはひとつもありません! 彼としては少なからず私と住むことを見据えていたので、相談はありましたが、彼の買い物でしょ。だから、「自分の好きにするのが良いんじゃない」って、私は一切口を出さず。強いて言えば、「キッチンカウンターは汚れやすい白は避けたほうが良いんじゃない?」と提案しただけですね。 買うのは彼、というのはもちろんなのですが、私自身にコレというこだわりがないんです。だからすべて彼が選んだ空間だけど、居心地が良い。でも、正直いうと自分のセンスに自信がないのかも(笑)。それに彼のほうが絶対、審美眼がありますから!

ストレスなく暮らすための我が家のルールは、「気になった人がやる!」

いとうまい子さんの写真3
夫婦間のルールを話すいとうまい子さん

これまで長年、自由気ままに一人で暮らしていたわけですから、結婚当初は、家族以外の人と一緒に住むことに不安がありました。最初はどうやって暮らしていくべきか分からなくて、ナーバスになったりイライラしたことも。でも、あるルールをきっかけに、2人の暮らしが円滑になったんです。
それは、「気になった人がやる」というルール。彼は絵や写真が好きで、家の中にも飾っているのですが、ある日、「絵が傾いているでしょ。直してね」と言われました。でも、私にはそのわずかな傾きがまったく分からなくて。
気付きもしないことを指摘されると、どうしてもイラっとしてしまうでしょ。だから、「何事も気になった人が、人に頼まず自分でやろう」って提案したんです。例えば、彼が部屋の中に靴下を脱ぎ捨てたとしたら、それを気になった人が片付ける。そうすれば、「別に気にならないのに...」と思うこともない。だから、互いに優しい気持ちでいられるんです。

彼はとても理解があり優しい人ですが、家事や洗濯、掃除は一切やりません。でも、私が忙しくて洗濯物を溜めてしまっても不満を言うわけでもありません。だって、もし、それが気になるんだったら"自分でやる"のが我が家のルールですから。注意されると腹が立ってやる気さえなくなってしまうけど、何も言われなければ、逆に"やらなくちゃ!"という気持ちにさえなる。とっても良いルールでしょ! 今は何の不満もない幸せな毎日。のろけみたいになっちゃうけど"結婚は良いよ"ってみんなに言ってます(笑)。

こぼれ話

実は、いとうさんは現役大学生。現在、早稲田大学4年生で予防医学やロボット工学などを勉強中。この春からは大学院への進学も決まっているのだそう。「大学に通うのも大学院への進むのも、彼に私の気持ちを相談したところ、『やりたいことがあるのならば、絶対にやった方がいいよ!』と、背中を押してくれたんです」。今の住まいには、いとうさんの勉強部屋としての書斎もあるのだそう。

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