番町パークハウス

　徳川家康の入府とともに、江戸の町づくりが始まりました。濠を張り巡らせ、城を中心として多くの武家屋敷が集められ、江戸の町の人口は100万人を超える都市にまで成長を遂げました。江戸城に入った徳川家康は、城の西側の守りを固めるために、大番組と呼ばれる旗本たちを住まわせていたことから、「番町」という地名が生まれました。諸大名や旗本たちの住まいには、独自の庭園が造りこまれ、季節の色彩や緑を愉しむことを、文化にまで高めていきました。江戸自体がひとつの庭園であるかのように、丁寧に手入れを施された、緑豊かな都市が形成されていきました。
番町に武家屋敷として残された広大な敷地は、すべてが新たな邸宅として住み継がれたわけではありません。開国以来、日本に公使館や領事館を求めた外国政府の多くが港に近い場所に居留しましたが、都心に恒久的な公使館を求めて、番町界隈にある武家屋敷を買い取り、数多くの大使が移流してきました。番町周辺は、その影響を強く受け、洋服やナイフとフォークでの食事など、いち早く生活文化が大きく変化していきました。また、江戸時代から続く教育・文化施設があったことに加えて、学校を建てるのに最適な広い敷地のあった番町界隈には、明治政府の学制領府とも相まって近代教育発祥の地となりました。
　様々な歴史背景により、多くの文人・学者などが番町に住まい、歴史を紡いできました。
そんな今も残る文教の気風を感じられる街並みに佇むのが、番町パークハウスです。
　番町パークハウスの建つ場所は、緑豊かな邸宅であり、既存樹が多く残されていた個人邸跡です。千代田区の木でもある桜をはじめ、ケヤキ，モミジ，カシ，コナラなどを活かしつつ、敷地の約40％を使って庭園を仕上げています。庭園のデザインは、手つかずではなく、手造りの温もりを感じさせる私庭のようなものです。外観のデザインも同様に、無機質なコンクリートの塊ではなく、自然の温もりと人の手が紡ぎ出すように、外観タイルをオリジナルで仕上げ、有機的建築を目指して建てられました。
　また、住まいの快適さにもこだわりを見せています。
室内の設備・仕様には、より心地よさと洗練さを求めて、使いやすさと見た目の美しさを追求しています。加えて、エントランスには、コンシェルジュカウンターを設置して、日常を細やかにサポートしてくれるサービスが充実しており、住みやすい環境が整っているのが、番町パークハウスです。