Vol.57 丸山茂樹さん

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インタビュー 私のいえ ∼すまいの履歴書∼ 各界でご活躍の方々に、家、住まいに、住み替えにまつわるお話をうかがいました。インタビュー 私のいえ ∼すまいの履歴書∼

Vol.57 2017/7/18更新

愛着のある市川と、理想の住まいを叶えたロス。 この2拠点での暮らしに満足しています。 丸山茂樹さん

愛着のある市川と、理想の住まいを叶えたロス。 この2拠点での暮らしに満足しています。丸山茂樹さん

profile
丸山茂樹(まるやましげき)
1969年、千葉県市川市出身。日本大学在学中より日本学生ゴルフ選手権競技で優勝するなど活躍し、1992年にプロデビュー。「まるちゃん」の愛称で親しまれ、日本ツアー通算10勝、2000年より本格参戦したPGAツアーでは通算3勝をあげる。現在はゴルフ解説をはじめ、様々なメディアで活躍するほか、自らが代表理事を務める丸山茂樹ジュニアファンデーションにてジュニアゴルファーの育成にも力を入れている。

生まれ育った千葉県市川市と、妻と息子が暮らすアメリカ・ロサンゼルスを行ったり来たりの生活をおくる丸山茂樹さん。プロゴルファーとしてだけでなく住まいでも夢を実現し、ハリウッド映画に登場するようなお宅にも住まれていたとか…。世界を股にかけて活躍する丸山さんならではの、スケールの大きな家にまつわるエピソードを伺いました。

生まれ育ったのはスイングができる庭のついた一軒家

丸山茂樹さんの写真1
子どもの頃を思い出す丸山茂樹さん

現在はロサンゼルスと日本の2カ所に住まいを構えた生活ですが、日本の家は今も市川です。
生まれたのは、千葉県市川市の住宅街にある、2階建ての一軒家です。庭には池があって、父が好きな鯉が泳いでいましたね。ゴルフのボールが打てるほどの広い庭ではなく、スイングができる程度です。
父は自営業で、夏には家族旅行でいろいろなところに連れて行ってもらいましたし、車も外車に乗っていて、わりと派手な感じでしたが(笑)、住まいにはあまりこだわるタイプではなかったようです。僕と兄で寝室と勉強部屋の2部屋を使っていたので不自由があったわけではないですが、ややコンパクトな印象でした。なので、その頃、父に「もう少し大きな家に住み替えてもいいのに」と言った記憶があります。
もともと"住"にこだわらないということもありますが、父自身が贅沢をするような時代に育っていないことが影響しているのかもしれません。今でも旅行先でホテルをとる時など、僕が「広い部屋をとろうか?」と言っても、必ず「普通でいいよ」と言いますね。
僕は10歳からゴルフを始めているので、この家から父の運転する車でゴルフの大会にも幾度となく足を運びました。この家には大学2年になる頃まで住んでいました。

プロデビュー後、初めて建てた家は両親のためのビル

丸山茂樹さんの写真2
プロデビュー後を振り返る丸山茂樹さん

大学に入った頃にはゴルファーとしての自分の将来が少しずつ見えてきたこともあり、2年の時に家族のために引っ越しを決めました。新居は賃貸でしたが、市川に新しく建った大きなマンションです。これから先、もちろんプロとしてやれる自信があったし、引っ越しはそれを見越しての決断でした。兄はすでに独立して家を出ていたので、両親と僕の3人でそのマンションでの生活がスタートしました。このマンションはとても気に入っているので、今も日本に帰ってきた時の僕の住まいです。
30歳を目前に控えた頃には、結婚したこともあり、そろそろ持ち家を…と考えるようになっていました。ですがゴルファーとしての今の自分があるのはやっぱり両親のおかげです。そこで、まずは両親の家を市川に建てようと思いました。6階建てのビルで、両親が食事に困らないよう(笑)1?3階はレストラン、その階上を住まいにしました。
家を建てるのはそれが初めての経験でしたが、将来的なことを考えて、駅やスーパー、病院が近くにあるという利便性を重視しました。あとは耐震性にもかなりこだわりました。市川にある個人宅の中ではナンバー1じゃないかな(笑)。震度7?8くらいまでは大丈夫だと思います。デザインも一応、気に掛けはしましたが、両親のために建てた物件なので、細かいところは父に任せました。この頃僕はアメリカツアー参戦が決まり、渡米しました。

スイッチ1000個!? の邸宅を経て辿り着いたロスの家

丸山茂樹さんの写真3
ロサンゼルスの住まいを話す丸山茂樹さん

渡米して1年後、ビバリーヒルズにマンションを購入しました。家選びの条件はある程度の広さと眺め。やっぱり景色の良いところが好きなんです。10軒ほど見て購入を決めたそのマンションは19階で、ロサンゼルスの街が一望できました。夜景なんかめちゃくちゃキレイでしたよ! 「緑が多いところに住みたい」と言う人がよくいますが、僕の場合、仕事場が自然の中なので(笑)、そうした願望は全くありません。それから、ゴルファーはとにかく移動が多いので、空港が近いというのも必須条件ですね。
このマンション自体はとても気に入っていましたが、「マイホームはマンションよりも一軒家」という思いから住み替えを決め、一軒家を購入しました。
アメリカでの不動産購入は投資の目的もあったので、資産価値を考慮したとはいえ、この一軒家は建坪数百坪、土地はさらにその上をいく大きな物件でした。家にあるスイッチの数は1000個、どこに誰がいるか分からないのでインターホンで呼び出さないといけない…子どもも生まれ家族は3人になっていましたが、それにしても広すぎる(笑)。ダイニングや寝室などそれぞれの部屋がとても離れているので、出がけに忘れ物に気付くと、気落ちしたものです。
この物件にひかれたポイントもやはり眺望の良さでした。7月4日のアメリカ独立記念日には花火が打ち上げられるんですが、ロサンゼルス一の高台に建っているので、うちのリビングからだと花火を見下ろす感じになるんです。初めて、花火を上から見ましたよ(笑)。この家には、結局、9年住みました。
今住んでいるロサンゼルスの一軒家は3軒目です。家は3軒買うと理想に近づくと聞いたことがありますが、その通りですね。新築なのでキレイだし、静かな場所にありながら、少し足をのばせばスーパーなどなんでもある便利なロケーション。何よりキッチンからリビングや庭が見渡せますし、息子の気配が感じられることも妻には安心なようです。
現在のこの住まいも決して小さくはないのですが、サイズ感も丁度よく、しっくりきています。
日本とアメリカを行ったり来たりの生活ですが、ロサンゼルスの一軒家も市川のマンションも、それぞれの場所で理想を叶えた住まいです。市川のマンションはもちろん気に入っていますが、ロサンゼルスの住まいは、遠くない将来、息子が家を出るでしょうから、マンションもいいかな? なんて考えながら、今はこの2拠点での生活に満足しています。

こぼれ話

写真は、丸山さんがご両親のために千葉県市川市に建てたビルの1階にあるレストラン。
「ランチ時にはご近所の方々でお店が賑わっているのも嬉しいですね」。

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