Vol.72 髙田真希さん

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インタビュー 私のいえ ∼すまいの履歴書∼ 各界でご活躍の方々に、家、住まいに、住み替えにまつわるお話をうかがいました。 インタビュー 私のいえ ∼すまいの履歴書∼

Vol.72 2026/05/15更新

髙田真希さん 家を建てるなんて何度もないから、本当に必要なものを考えぬいて長く使える良いものを選びました。

家を建てるなんて何度もないから、本当に必要なものを考えぬいて長く使える良いものを選びました。 髙田真希さん

profile
髙田真希(たかだ・まき)
1989年生まれ、愛知県出身。バスケットボール女子日本リーグ・デンソーアイリス所属。ポジションはセンター。女子バスケットボールの名門、桜花学園高校に入学後、多くのタイトルを獲得し、2008年にデンソーアイリスに入団。すぐに頭角を現し、2008-2009年シーズンにはルーキー・オブ・ザ・イヤーに選出された。2009年に日本代表に初選出され、2016年リオデジャネイロ五輪でベスト8、さらに2021年の東京五輪では代表キャプテンを務め、日本史上初の銀メダル獲得に貢献した。また、現役選手として活躍しながら、「バスケットボールをもっと広めたい」という想いから株式会社TRUE HOPEを設立。アスリート社長としても積極的に発信を続けている。

女子バスケットボール選手として国内外で活躍を続ける髙田真希さん。子育てを終えた両親が住む古い家を、両親のこれからのために建て替えました。バリアフリーへのこだわりや、両親への思い、悩んだ不動産会社選びなど、初めての家づくりを通して経験したさまざまなエピソードを伺いました。

「値段は気にせず必要なもの、気に入ったものを選んで」
両親の生活を軸とした理想的な家に建て替え

髙田真希さんの写真1
小さい頃の家を思い、「広い家にずっと憧れがあった」と話す髙田真希さん

一昨年、両親が暮らす京都の家を建て替えました。私と兄は愛知で生まれ育ったのですが、両親は京都出身なんです。京都にある祖父母の家が空き家になり、子育てが終わった両親が地元に戻り住んでいました。私も幼少の頃から長い休みはその家で過ごしましたが、とても古い家で雨漏りや隙間風は当たり前。修理したり増築したりしながら、なんとか住んでいるような状態でした。そろそろ建物が限界でしたし、私がバスケットボールをずっと頑張ってこられたのは両親のおかげでもあるので、私からのプレゼントとして建て替えることにしたんです。
私自身が育った実家も古く狭い家だったので、小さい頃から広い家に憧れていました。家が狭いと家族の距離が近くなるという長所もあるのですが、いつかは広い家に住みたいとずっと思っていたんです。それに、この先のことを考えると、日々の生活に不便がない家に両親を住まわせてあげたいという気持ちも強くなってきて、「家族みんなが過ごしやすい家」を作ることにしました。
基本的には両親が2人で住む前提で、暮らしやすさを最優先に、シンプルな間取りで設計をお願いしました。両親の生活がワンフロアで完結するように、両親の寝室、和室、リビング、キッチン、お風呂、洗面所等の水廻りを1階にまとめました。和室には、前の家にあった欄間を再利用しています。私、その欄間がとても気に入っていたんです。それで残してもらいました。2階には自分の部屋も作ってあるのですが、帰省してもあまりその部屋を使うことがなくて、1階の和室で布団を敷いて寝ています。畳で育ったので、和室が落ち着くんでしょうね。
家づくりで一番こだわったのはバリアフリーです。両親が年を取っても安心して暮らせるように、細かい部分まで設計士さんと何度も打ち合わせを重ねました。あらかじめ手すりを設置したのですが、どれくらいの高さが最適か、とか、階段の蹴上げや踏面は住宅展示場に一緒に行って計測しながら決めました。階段の段差が見えにくいと踏み外す危険があるため、踏面と側板の色を変えたり、壁紙の色を工夫したりして視認性を高めています。
私は両親に「値段は気にしなくていいから、『必要だ、気に入った』と思うものを選んでほしい」と伝えていました。家を建てるのは一生に一度あるかないか。だから妥協して後悔したくなかったし、長く使うものだからこそ良いものを選びたいという思いがありました。なにより、この家を建てた一番の理由は両親への恩返しです。両親が色んなことに挑戦させてくれたから、今の私はバスケットボール選手として活躍できている。心からの感謝を伝えるためにも、両親には値段を気にせず納得のいく家にしてほしい、と思っていました。
もちろん、自分の希望も少しだけ入れました。例えば、足を伸ばしてお風呂に入りたくて、身長185cmの私に合わせた大きめの浴槽にしてもらいました。天井も高めで、以前の家のように頭をぶつける心配もありません。無事に家が完成し、両親が快適に暮らしている姿を見ると、建て替えて本当によかったと思います。

親身に寄り添ってくれる信頼できる担当者と
二人三脚で進めた家づくり

髙田真希さんの写真2
両親にプレゼントした一戸建ては「バスケットを続けさせてくれた恩返し」と語る髙田真希さん

注文住宅だったのでゼロからすべて自分たちで決めるのは、楽しくもありましたが、大変でした(苦笑)。初めてのことで分からないことだらけだったんです。でも、ハウスメーカーの営業担当の方や設計士さんと何度も打ち合わせを重ねてすまいの理想をすり合わせていきました。設計段階でも、3Dで間取りを見せてくれたのでイメージしやすかったと思います。
建てた家に後悔していることはありません。今、注文住宅を建てるにあたって一番大切なのは「どの不動産会社にお願いするか」ということなのかなと思っています。家を建てようと考えてから、いくつかの会社に見積もりや完成イメージ図を出してもらいましたが、家づくりが初めての私からすると、正直なところ、どれも良さそうに見えてしまい、決定的な違いが分かりませんでした。住宅展示場にも足を運び、各ハウスメーカーの特徴を説明してもらいましたが、それでも数社の中から「この会社にお願いしよう」と決断するのは難しかったですね。最終的な決め手になったのは、担当者さんとのコミュニケーションでした。
お願いすることにした担当者さんは話しやすく、こちらの思いを丁寧に受け止めてくれる姿勢が印象的でした。「こんなこと聞いていいのかな」という初歩的な質問に、とても親身になって1から10どころか、100まで説明してくれました(笑)。常に「一緒に家を作っていく」という姿勢でサポートしてくれて、心強かったです。
その担当者さん自身も家を建てた経験があり、実体験に基づいたアドバイスをしてくれたこともありがたかった点ですね。床暖房のメリット・デメリット、太陽光パネルの耐久性や電気代への影響など、ネットで調べても賛否が分かれるような部分を、実際に使ってみた視点からいろいろと話してくれました。思いのほか多種多様で迷った屋根の素材も、耐久性やコスト面などさまざまな視点から相談に乗ってくれましたし、手すりの高さや階段の踏み外しを防止する工夫も、この担当者さんが提案してくれたことです。そういった実用的な配慮は、自分たちだけでは思いつきませんから、とても助かりました。「とにかく広く」が私の希望だったので、建ぺい率を最大限活用できるよう、電卓を片手に必死に間取りも考えてくれましたし(笑)。建てた後のアフターケアも含めて、最初からずっと伴走してくれていましたので、私がどんな風に家を作りたいか理解してくれ、「この人にお願いして本当によかった」と感じています。
担当営業の方が変わったりすると以前の説明を繰り返さなくてはいけなくなりますし、信頼関係も作りにくいかなと思います。大人になると、どこに住むかより誰と住むかが大事だと言いますが、家づくりも同じで、「どのメーカーで建てるか」より「誰と建てるか」が大切なのだと実感しました。

自分好みの物件と出会うのは縁。
だからこそ情報収集は念入りに

髙田真希さんの写真3
満足する家作りは、「縁が大切」と語る髙田真希さん

現在、私が住んでいるのは所属しているデンソーアイリスの拠点である愛知のマンションですが、私なりのこだわりがあるんです。寮を出てから2回ほど引っ越しましたが、今の家は“あるもの”が置けることを条件に探しました。私が代表を務める株式会社TRUEHOPEで開発した「ナインホープス」という9つのリングが並ぶオリジナルのバスケットゴールです。このリングを持ってイベントやマルシェを開催し、シュートを体験してもらってバスケットボールの楽しさを知ってもらおうと活動しているのですが、このリング、実は自分で管理しているんです。組み立て式ではありますが、横に3つ並んだリングが3セットと、それを支える支柱となると、やはりかなり大きなものになります。これが置けることを条件に物件を探し、最初は倉庫なども考えたのですが、奇跡的に屋内に置ける物件を見つけたんです。
今住んでいるのは賃貸ですが、家づくりを振り返ってみても、住宅との出会いや巡り合いは縁だなと感じます。縁だからこそ「こういう物件ないかな︖」と、つい不動産情報をチェックしてしまいます。今はまだ引っ越す予定も家を建てる予定もないのですが、自分好みの物件は出ていないかと探してしまうんですよね。探していると、ある時ポンと出てくることがあって、運命的なものを感じます。もしかしたら不動産にハマりつつあるのかもしれません(笑)。

こぼれ話

①以前の家にあった欄間など、髙田さんの“お気に入りのパーツ”は新しい家に取り入れた。
②③玄関や階段、トイレなどには、あらかじめ手すりを設置。将来のニーズを見据えて先回りできたのも、不動産会社の担当者のアドバイスのおかげ、と髙田さん。

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