アトラスタワー茗荷谷

　北に小石川，南に神田川が流れ、二本の川に挟まれた小石川台中央の尾根筋を現在の春日通りが走り、アトラスタワー茗荷谷は春日通り沿いに聳えています。江戸時代から「お山」と呼ばれ、名を馳せてきた高台です。小石川・白山・本駒込など文京区内の閑静な邸宅地に連なる山の手エリアです。
また、文の京として今も昔も愛されてきた場所の茗荷谷エリア。さくら並木で有名な播磨坂は、文豪　石川啄木ゆかりの地であり、他にもお茶の水女子大学や筑波大学東京キャンパスなどの名門と呼ばれる学校があります。

　茗荷谷駅の駅前再開発事業の一環として、アトラスタワー茗荷谷は誕生しました。人々が行き交う重要な拠点として、商業施設等の利便性から災害時の安全性まで、様々な点に配慮しています。その中で、タワー低層部には店舗・事務所を設けたり、駅からのアプローチには、駅前広場を展開し、緑を確保しています。低層部の商業施設は、街に開かれた明るく開放的なデザインに、タワー部の住まいはハイサッシュを用いて採光を確保するとともに、プライバシーにも配慮するなど、暮らしやすく内部の使い方に相応しい設計をしています。低層部の施設から一つ一つの住まい全ての機能性とデザイン性を兼ね備えたタワーに造り上げています。

　アトラスタワー茗荷谷では、建物構造においてもあらゆる面で安全性を追求しています。
柱部分で採用した、制振間柱は、柱の中に制振デバイスを組み込んだ複合部材なので、大地震時の建物の揺れを低減し、建物の損傷を制限する働きをします。また、支持基盤は強固な東京層砂礫層の上に、合計89本の杭を築造しています。
加えて、住戸へ向かうエレベーターは、主要動に加え、初期微動も感知する地震管制運動式エレベーターを採用。運転中に万が一地震が発生した場合、自動的に最寄りフロアまで移動し、閉じ込められずにエレベーターからでることが可能です。
セキュリティ面は、エントランスホール前，エレベーターホール前では、来訪者の声と映像を各住戸のTVモニターで確認し、さらに各住戸前で来訪者と通話できるトリプルロックシステムを採用。また、敷地全体に監視カメラ30台を設置し、安心を重ねています。