Vol.14 清水アキラさん

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インタビュー 私のいえ ∼すまいの履歴書∼ 各界でご活躍の方々に、家、住まいに、住み替えにまつわるお話を伺いました。インタビュー 私のいえ ∼すまいの履歴書∼

Vol.14 2013/7/17更新

『過去の家に執着はない大切なのは、今とこれからだから』 清水アキラさん

『過去の家に執着はない大切なのは、今とこれからだから』清水アキラさん

profile
清水アキラ(しみずあきら)
1954年、長野県生まれ。大学生のときにテレビ出演したことをきっかけに芸能界デビュー。その後、ザ・ハンダースを結成し有線大賞の新人賞を獲得。解散後はソロとして活動。のちに、ものまね王座決定戦でチャンピオンとなり「ものまね四天王」の一人に。現在はテレビ、舞台、ライブなど幅広く活躍。

かつては建築家を目指していたこともあり、住まいにはかなりのこだわりと知識をお持ちの清水アキラさん。とはいえ、こだわり抜いて建てたマイホームをずっと維持するつもりはないのだとか。清水さんが考える住まいのあり方、そして5年後のビジョンとは。

初めて建てた家は、気に入らなくなって10年で改築

清水アキラさんの写真1
ご自宅について話す清水アキラさん

父親が設計士だったこともあり、建築家を目指して大学に入学したんですよ。だから、家には人並以上にこだわりがありますよ。大学時代からずっと自分の家のビジョンも持っていたしね。
東京に土地を買って家を建てたのは、ちょうど20年くらい前。だけど、建ててから10年ほどで建て直しているんですよ。完成したときは「完璧だ!」って思ったんだけどね、いざ住んでみると部屋の中の梁が邪魔で面積はあるのにリビングが広く感じないし、愛車は車庫に収まっていない。住みにくい点に気付き始めたらどんどん嫌になっていっちゃって10年しか経っていなかったんだけど、建て替えることにしちゃいました。ところが家ってのは、丈夫なんだよねぇ。10年くらいじゃどこももろくなってないから、壊すのが大変だって工務店の人に文句言われちゃった(笑)。
そして、新しく建てたのは3階建ての軽量鉄骨の家。「お父さん、買い出しから帰ってくると荷物が重たくて重たくて手がちぎれそうよ」って女房が言うものだから、荷物を運びやすいようにエレベーターを付けて、リビングのドアも自動にしたの。家具も気に入ったものを一式揃えて、大画面のテレビを壁にはめ込んで「よし、これで完璧だ!」って思ったんですよ。ところがコードだけ垂れていてなんとも情けない光景で。配線の処理を考えてなかったんだなぁ。その他は言うことなしに快適な家になったんだけど、これが唯一の失敗ですよ(笑)。

過去の家には執着しないそのときにベストな住まいを

清水アキラさんの写真2
住まいのあり方について語る清水アキラさん

家を建てる前は、都内や近郊の賃貸をいくつか転々としましたよ。最初に女房と住んだのは麻布十番のマンション。そのあとは海老名や小岩、茅ケ崎……と、何度も引っ越してますね。社会人になると職業や職場を変えでもしない限り、新しいスタートのきっかけってなかなかないじゃない? だから、俺にとっては引っ越しをするときが人生の再出発。新しい場所ではまじめなキャラでいこうと思ったりするんだよね。でも、結局ガマンできなくなっていつものキャラに戻っちゃうんだけど(笑)。持ち物も、自分にとって必要なものといらないものの整理ができるいい機会だし、引っ越しは大好き。
それに今の家もずっと住み続けるつもりはないんだ。子どもたちが出て行ったら、こんなに広い家に夫婦と女房の母親の3人で暮らしたってしょうがないでしょ。欧米などでは子育てをするときは庭のある広い家で暮らすけど、独立したら売却して夫婦二人にちょうど良いサイズで、利便性の良い立地の賃貸に住むっていうのもけっこうある話。自分が一生懸命建てた家だから手放すなんて考えられないという日本人も多いけど、俺はそういう執着はないんですよ。大切なのは今とこれから。今、ベストなところに住みたいなって思うね。

滑り台に温水プール……5年後の夢の家とは

清水アキラさんの写真3
理想の住まいについて話す清水アキラさん

実はもう1回、5年後に家を建てようと思ってるんですよ。ビジョンはできていて、温泉があるところがいいから、今度は生まれ故郷の長野。家のイメージは大学生の頃から温めているもの。玄関は2階にあって、ドアを開けると廊下が左右に分かれてるんだよ。そこをぐるっとまわったところにある階段を下りていくと1階の広いリビングにつながってる。リビングは吹き抜けになっているから、誰かが訪ねてきたときには、2階の玄関の方を見上げて「よっ、いらっしゃい」なんて声掛けるわけ。
今は、そのビジョンが膨らんじゃって。階段の手すりは、孫たちが遊べるように滑り台にして、それから温泉ひいてプールも作っちゃう。これで孫たちは「おじいちゃんち行こうよ!」って、我が家が大好きになってしまうというわけだ(笑)。まぁ、それまでに孫ができているのかどうかという問題もあるんだけどね。これが俺の夢の家。どう?楽しそうでしょ? できたら、また取材に来てよ(笑)。

こぼれ話

数年前から芸能活動のかたわら油絵を描いている清水さん。これまで何度も個展を開催するほどの腕前です。 そんな清水さんの風景画展が、7月20日(土)より故郷、長野県の山ノ内町にある「山ノ内町立志賀高原ロマン美術館」にて開催されます。 山ノ内町の美しい山河を思いながら描かれた約40作品が展示。20日(土)、21日(日)、8月14日(水)には、清水さんが来館者の要望に合わせて、その場で絵を描くイベントも行われる予定。

  • 会期/2013年7月20日(土)∼9月1日(日)
  • 会場/山ノ内町立志賀高原ロマン美術館
    長野県下高井郡山ノ内町平穏1465(上林温泉)
  • 開館時間/9:00∼17:00(入館は16:30まで)
  • 休館日/木曜日
  • 入館料/大人500円 小中学生300円
  • お問合わせ/0269-33-8855
  • http://www.s-roman.sakura.ne.jp/

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