Vol.18 東ちづるさん

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インタビュー 私のいえ ∼すまいの履歴書∼ 各界でご活躍の方々に、家、住まいに、住み替えにまつわるお話を伺いました。インタビュー 私のいえ ∼すまいの履歴書∼

Vol.18 2013/11/19更新

『我が家は、新しい出会いや活動の可能性を広げるためのツールのひとつ。』 東ちづるさん

『我が家は、新しい出会いや活動の可能性を広げるためのツールのひとつ。』東ちづるさん

profile
東ちづる(あずまちづる)
1960年、広島県生まれ。女優、コメンテーター、講演、執筆活動と幅広く活躍中。また、アートや音楽などを通じて、誰も排除しないまぜこぜの社会を目指す、一般社団法人「Get in touch」の代表を務める。

いつもたくさんの人たちが、集まるという東ちづるさんのご自宅。 そこは、人と人を繋げる場所なのだそう。 そんな東さんが考える住まいの役割とは? これまでの住まいの遍歴とともにお話をうかがいました。

初めての一人暮らしは、まるで寮のような楽しい生活

東ちづるさんの写真1
故郷での暮らしを語る東ちづるさん

広島県尾道因島生まれなのですが、幼い頃は何度も引越しをしていた記憶があります。5回くらい賃貸で住み替えを繰り返したあと、私が小学生の頃に一軒家を建てました。その当時の私のお気に入りの場所といえば屋根裏部屋。外で遊ぶことが多かったのですが、家の中ではもっぱらその屋根裏部屋が私や妹の遊び場でした。
高校から進学すると島を出なければなりません。私も実家を離れ、大阪で一人暮らしを始めました。土地勘もなかったので、学校から近い便利なエリアの部屋を母と一緒に選びました。そして住み始めたのは、6人の女性が住むアパート「みゆき荘」。部屋の広さは4畳半。お風呂はなくて、トイレもキッチンも共同。家族と離れるのは淋しいと思っていたのに、とっても楽しかった! 常に誰かの部屋に集まって毎日が女子会(笑)。私はよくみんなの食事を作りました。寮のような、シェアハウスのような場所だったんですね。アパートの目の前には、銭湯があったので毎日そこへ通っていました。“風呂なし”というと不便なイメージがあるかもしれないけれど、銭湯の大きな湯船に浸かれるし、マッサージ機もあって、お風呂を掃除する手間もない(笑)。あの生活でいろいろなことも学び、とても貴重な体験でした。私たちの「みゆき荘」物語ですね。

当時の住まい選びでもっともこだわったのはキッチン

東ちづるさんの写真2
会社員時代を振り返る東ちづるさん

卒業後は就職し、兵庫県宝塚市に引っ越しました。それまでは、女性6人の共同生活のような感覚でしたので、このときが、本格的な初めての一人暮らしでした。
当時の私が衣食住の中で重点を置いていたのは「衣」と「食」。住まいやインテリアにもとっても興味があったけれど、その頃の経済力ではすべてを充実させるのは難しかったので、どうしてもファッションや食事が優先でした。でも、食べることや料理が大好きだったのでキッチンにはこだわりました。キッチンが独立していることや大きな冷蔵庫が置けること、ガスコンロが2口以上ある、というのは譲れない条件でした。
そして、センスの良い知人や大先輩たちの暮らしぶり、上質な家具を見ては「いつか、私も好きなものに囲まれて暮らしたい!」と、思いを巡らせていました。
その後、本格的に芸能活動をするために東京に引っ越してきたときはかなり衝撃を受けました。家賃は関西地方の3倍くらいでしょ!東京では最初は「下町に住みたい」と思っていたのですが、周囲の勧めもあってスタジオやテレビ局などにも行き来しやすいエリアにしました。それ以来、利便性の良い都心で5回ほど住み替えをしています。

我が家は、人と人が繋がる場所いつもワクワクする空間でありたい!

東ちづるさんの写真3
現在の住まいについて話す東ちづるさん

私はボランティア活動を通じて一般社団法人「Get in touch」を立ち上げ、その一環でバンド活動もしています。長年、多くの人たちが集まる場所にいつも頭を悩ませていたんです。スタジオやミーティングルームを借りるにもなかなかぴったりなところが見つからなかったり、お金もかかる。だったら「私の家に集合しよう!」ってことにしたんです。だから、我が家は公民館みたいなイメージ(笑)。多いときには40人以上が集まることもあります。普段の生活では接点がないような人と人が繋がり、新しい活動や仕事がスタートすることもあるし、愛が生まれることも(笑)。
人の出入りが多い我が家の中でも寝室はプライベートルーム。そして、自分のこだわりのアトリエを作っている途中。ここで原稿や絵を描いたりしたいので、創作意欲が沸くようにワクワク、ウキウキするスペースにしたいと思っています。赤いブラインドに白い漆くいの壁、太陽の下にあるような明るい部屋にする予定です。
家に癒しを求めるのはもちろんですが、私にとって家は活動の源! 新しい出会い、そして新しい音楽やアートを生み出すためのひとつのツールでもあります。

こぼれ話

たくさんのソファーがあるリビング。家具の中には会社員時代に憧れていたというル・コルビュジェのイスも! 「多くの人が集まる我が家では、これだけのソファーが必要。でも、初めてやってきた友人には驚かれます。子どもたちは大喜びですけどね(笑)」
東さんのご自宅には、ボランティア活動に限らず、友人がふいに訪れることも。そんなときは、料理が大好きという東さんが手料理をふるまうそうです。「『今から、ごはん食べに行っていい?』って、電話かけながらもう近所まで来ていることもしょっちゅう。『ちづる食堂』って呼ばれます(笑)」

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