Vol.19 勝野洋さん

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Vol.19 勝野洋さん

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インタビュー 私のいえ ∼すまいの履歴書∼ 各界でご活躍の方々に、家、住まいに、住み替えにまつわるお話を伺いました。インタビュー 私のいえ ∼すまいの履歴書∼

Vol.19 2013/12/18更新

『妻のアンテナが示す方向へ移動するのみ。
彼女の勘は鋭いですから』 勝野洋さん

『妻のアンテナが示す方向へ移動するのみ。
彼女の勘は鋭いですから』勝野洋さん

profile
勝野洋(かつのひろし)
1949年、熊本県生まれ。74年にテレビドラマ『太陽にほえろ!』のテキサス役に抜擢され芸能界デビュー。その後も数多くのドラマや映画、舞台などで幅広く活躍。奥様はタレント、キルト作家として活躍するキャシー中島さん。

奥様であるキャシー中島さんと おしどり夫婦として知られる勝野洋さん。 住まいに執着やこだわりはほとんどないという 勝野さんですが、良い土地を探しては、 住み替えをしてきたそう。その真相は?

実家はいつも賑やかな旅館。そして、学生時代は下宿や寮での生活

勝野洋さんの写真1
子どものころの思い出を語る勝野洋さん

生まれは熊本県阿蘇郡小国町。杖立温泉がある町で、私が子どものころは全国でも有数の歓楽温泉街として特に賑わっていました。実家はここで旅館を営んでいました。4階建ての建物の中には私たちが生活する部屋もありましたから、当時の我が家といえば常に酒を飲んだ人たちの陽気な歌声が聞こえてくるような場所。だから、幼いころ最初に覚えた歌っていうのは、“月が出た出た”の『炭坑節』ですよ。いわゆる「家族の住まい」というよりは、いつも大勢の人がいてワイワイと騒いでいる。そんな環境で育ちました。
中、高校時代は熊本市内で下宿生活。三畳一間の狭い部屋でしたね。高校卒業後は大学へ進学するために上京。そこでは寮に入り、上級生と同じ部屋で暮らしていました。男子寮ですから上下関係が厳しくて、まったく気が抜けませんでしたね。食事くらいは楽しみのはずだったのですが、私は柔道もやっていて大食だったから、みんなと同じ量のご飯ではまったく腹がいっぱいにならなくてね。でも先輩が一緒だと食べたくても遠慮しなくちゃいけないわけですよ。ちょっと窮屈な毎日でしたね(笑)。

結婚後は何度も住み替え。すべて奥様の意志と勘次第

勝野洋さんの写真2
これまでの住み替えを振り返る勝野洋さん

大学時代から知り合いのつてでモデルのアルバイトを始めて、それがきっかけとなって芸能界に入りました。ドラマ『太陽にほえろ!』への出演が決まった時は大学に通いつつも寮を出て、四畳半一間の部屋で男2人の下宿生活をしていたころ。当時の家賃はひと月1万円でおつりがきたかな。
妻と出会って結婚してからは、住まい事情は一変です(笑)。正直いうと、私は今も昔も家に執着やこだわりがほとんどないんです。ところが私の妻は、家や土地を買ったり売ったりするのが好きでね。勘が鋭くて良い情報をすぐに嗅ぎつけてくるんです。
まずは結婚してすぐ、都内にマンションを購入しました。良いマンションだったのですが、2年ほど住んで売却。次に御殿場に広い土地を買って家を建てたんです。そして、そこに暮らして14年ほどたったある日、妻が「ぜひ会わせたい素敵なおばあさんがいるの」って言い出しまして。実はそのおばあさん、今の住まいがある土地の地主さんだったんです。私は何も知らずに会いに行くわけですが、その時にはすでにその土地を買う計画と計算が妻の頭の中にはしっかり整っているわけですから、私はもう、彼女に従うしかないわけですよ(笑)。

こだわりは土地選びと、バラが美しい屋上庭園

勝野洋さんの写真3
現在の住まいについて話す勝野洋さん

家の間取りやインテリアもすべて妻任せです。彼女はデザインに関する仕事をしていますから、空間をコーディネートすることが得意なんです。だから私が口を出す隙は当然ありません(笑)。
私がこだわる点は土地選び。水害や地震に強い地盤や地形であるかどうか、というのはきちんと調べます。私が子どものころ、父も土地を買う時に、過去に災害がなかったか水位はどのくらいかなどをくまなく調べていましたから、その影響もあるのでしょうね。土台がしっかりしていなければいくら良い家を建てても守りきれません。だからこそ、土地選びは家を建てるうえで一番大切なことであり、基本だと思っています。
そして、我が家で唯一私が担当している場所といえば庭。もともとアウトドアが趣味なので庭いじりは好きですね。今の家の屋上にも庭園があり、たくさんの花々を植えています。バラが満開になるととても綺麗なんです。もちろん手入れをするのは私ですが、どこに何を植えるかを指示するのは妻ですよ。ある日球根が100個くらい届いて、「これ、誰が植えるの?」と聞くと「あなたよ」という具合です。

たくさん住み替えをしてきましたから、もう落ち着いてもいいんじゃないかなと私は思っていますが、彼女はまだそうでもなさそうです。そろそろ、アンテナが働くんじゃないでしょうかね。そうしたら私はついていくだけですから。

こぼれ話

勝野さんお気に入りの屋上庭園。御殿場に住んでいたころからお付き合いのある職人の方と一緒に手入れをしているのだそう。「アーチに沿って咲くツルバラが満開になると、それは見事です。テーブルやイスも置いてお茶ができるような空間にしています。私は動物が好きなので今は猫を9匹飼っていますが、ここのイスに座っていると猫が寄ってくるんです。彼らにもお気に入りの場所のようですね」。

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