Vol.7 渡辺真理さん

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インタビュー 私のいえ ∼すまいの履歴書∼ 各界でご活躍の方々に、家、住まいに、住み替えにまつわるお話を伺いました。インタビュー 私のいえ ∼すまいの履歴書∼

Vol.7 2012/12/26更新

『自分の家には、自分にしか分からない心地よさがあります』 渡辺真理さん

『自分の家には、自分にしか分からない心地よさがあります』渡辺真理さん

profile
渡辺真理(わたなべまり)
1967年、神奈川県横浜市生まれ。国際基督教大学教養学部卒業。90年、TBSにアナウンサーとして入社。98年3月に退社。フリー転身後は「ニュースステーション」(テレビ朝日)などに出演。現在は、TVやラジオなどを中心に幅広く活躍。私生活では08年8月に結婚。

今は、築50年になる実家に2階を増築し暮らしているという渡辺真理さん。今の住まいはもちろん会社員時代に借りていた賃貸の部屋も同じように、ほっとする空間だったのだとか。「家」が一番好きな場所なのだと語る渡辺さんにお話をうかがいました。

実家は築50年になる日本家屋。生まれ育った家に2階を増築

渡辺真理さんの写真1
ご実家について話す渡辺真理さん

私は生まれも育ちも横浜なのですが、今も実家に住んでいるんです。そこは祖父が建てた家で築50年になる一軒家。仏間、床の間、座敷、縁側や襖(ふすま)もある、いわゆる典型的な日本家屋です。幼いころは遊びにきた友だちが「真理ちゃんの家ってお寺みたいだね」とよく言っていました。
もともとは平屋だったこの家に2階を増築したのが、ちょうど2年くらい前になります。20代のころは仕事が忙しかったこともあり、なかなか家のことにまで気が回らなかったのですが、30代になり少し時間に余裕が出てくると古い家屋なりの欠点に気づき始めました。
日本家屋は、夏は風が通りぬけるので涼しく心地よいのですが、冬は隙間風も入り、とにかく寒いんです。両親も高齢なので「これではいけない」と思い、サッシを二重にしたり床暖房を入れたりと少しずつリフォームを始めました。
あるとき、リフォームのために自宅に来ていただいた大工さんに「もしこの家の建て替えを考えることになったら、一から建て直すよりも2階を増築したほうがいい」と言われたんです。「これほどしっかりとした梁(はり)がある建物はいまどきなかなかない。ぜったい残したほうがいいですよ」と。当時はさほど気に留めていなかったものの、その言葉はずっと頭の中にありました。だから結婚後、この家に住むと決めたときは自然と「建て替える」よりも「2階をのせよう」と考えていましたね。

コストがかかっても祖父や父から受け継いだ家に2階をのせたかった

渡辺真理さんの写真2
増築した家について語る渡辺真理さん

増築した2階はキッチンや浴室もあるいわゆる「二世帯住宅」の作りなのですが、実は平屋の上に2階をのせるというのは思っていたより簡単ではなかったんです。1階には車庫があるのですが、耐震強度が弱くその上には何ものせることができなかったり、廊下の上に浴室を増築することも難しい。想像していた以上の制約がありました。でも、その制約の中で最大限にできることをしようと、設計士の方や現場の方々とは何度も話し合いました。そうこうして完成した家は使い勝手もよく十分満足しています。
間取りや導線ももちろん大切ですが、私がもっともこだわりたかったのは1階との「調和」。祖父や父から受け継いだ愛着ある我が家の雰囲気を大切にしたかったですし、私自身、古き良きものが持つ独特の趣が好きなんです。だから純和風の家屋の2階として違和感がないよう、木の風合いや色を生かした空間にしました。
それから耐震や設備。2階を増築するわけですから、その重みに耐えられように1階を補強しなければなりません。また、冷暖房の熱を逃がさないように断熱材を施したりも。
平屋に2階をのせることは、実は更地に平屋を建てるよりもコストがかかることも分かりました。でも、私にとって最も重要だったのは祖父や父が大切に守ってきたこの家に新しい要素を加えて、よりよいものにすること。だから多少割高になったとしても、がんばって実現したかったんです。

どんなときも「家」が一番好きな場所。自分にしか分からない心地よさがある

渡辺真理さんの写真3
会社員の頃の生活を振り返る渡辺真理さん

私は「家」という場所が大好きです。今の住まいや生まれ育った家はもちろん、実家から通いつつも遅くなって帰れない時のために借りていた大学時代や会社員時代の部屋も、同じようにほっとする空間でした。ただベッドがあるだけの部屋でしたが、ドアを開ければ好きな色のシーツやクッションカバーが目に入り、お気に入りのマグカップがあったり。私にとっては余計なものもなければ足りないものもないちょうどいい状態で、ここに帰ってくれば安心してすっと眠ることができる、そんな場所でした。
友人や先輩のお宅にうかがうと、どの家も素敵だなと思うし、それぞれ異なったよさがあります。でも、やっぱり自分の家には自分にしか分からない心地よさがあるんですよね。
私にとっては「家」が一番安らげる場所。だから仕事のない日は、何もしないで家にいたい。正直それが至福のひとときなんです(笑)。

こぼれ話

床や柱、壁、備え付けの棚なども木の風合いが生かされた渡辺さんのご自宅。「設計士の方からは『壁は、土壁にしたらどうだろう』という意見もいただきました。でも、壁は部屋の多くの面積を占め、雰囲気を左右するからこそ『木』にこだわりたかったんです」と渡辺さん。「物はあまり置かないこと」「木の雰囲気との相性がいいこと」が部屋作りのポイントなのだとか。大の動物好きである渡辺さん、7匹の猫たちと暮らしているそう。

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