不動産トップ フォトコンテスト2018 入賞作品(第5回)
中神由美子 さん (北海道)
「光求めて」
一目見て、すごく美しいと思った大好きな写真です。この作品は自然な太陽の光が美しく差し込んでいます。水と光の織りなす虹、光の屈折、輝きの強弱は、けっして人には創造できないものです。撮られている氷の下に氷を通ってきた光がきれいで、氷の中にも七色に光が分かれている部分が美しいのです。自然ってすごいなと強く思わせる写真だと思います。(高砂氏)
西田恭史 さん (富山県)
「光スモス」
この写真の作者の意図するところは、花が太陽に向かってずんずんと伸びていくという成長力ではないでしょうか。太陽そのものに向かって真っ正面にカメラを向けている大胆な構図です。花と太陽という両方ともポジティブなイメージのものをうまくまとめています。美しい絵画のような、どの家の壁に掛けても心地のよい1枚になるのではないかと思う楽しい作品です。(椎名氏)
広瀬美智子 さん (福岡県)
「蛍の宿」
たくさんのホタルの光跡を追った写真、網を持って遊ぶ子供の写真、竹林のようなうっそうとした風景の写真、水辺の写真はよくあるシーンです。よくあるシーンが一枚に重なると、こうもよい雰囲気になるのかという驚きがありました。目を引くと同時に、素敵な場所、素敵な時間だなと共感させてくれます。1枚の作品の持つ力を表していると思いました。(佐々木編集長)
足利義信 さん (岩手県)
「里の秋」
朝靄に太陽の強い光が当たって、光の帯が45度に出ています。まるで大自然のシャワーを浴びているかのようです。真ん中に空間を持ってきて、左右の木で締めているバランスのよい作品です。秋の深まりの空気感と、家族同様の犬との語らいが聞こえてくるような物語があります。(織作氏)
蘆田徹 さん (埼玉県)
「荘厳な傘富士」
モノクロにしていることもあって、固くコントラストの強い作品になっています。その強さが雪と岩と空にコントラストをつけて、うまく作品を作り上げています。まるで宇宙に浮かんでいる山なのか、地面からつながっている山なのか、不思議さを持った世界観の意図と構成に惹かれました。(高砂氏)
安彦嘉浩 さん (北海道)
「もふもふ全開!」
この作品を見た第一印象は、2匹がおのおの別の方向を向いている作品はあまり見たことがないという驚きでした。キツネ特有の毛の質感もきっちり出ています。背景が雪の大地と空だけというシンプルさが、より際立たせています。まわりの状況をあえて捨てる技術があるのだと思います。(佐々木編集長)
大久保葵 さん (長崎県)
「空のふりかけ」
空のグラデーションがすごくきれいです。その色に合ったいろいろなバルーンがちりばめられています。グラデーションときれいなバルーンによって、今日も幸せに夕陽を見ながら夜になっていくと思えそうです。見ていて幸せになる写真ですね。(高砂氏)
斉藤正良 さん (北海道)
「厳冬の海岸に生きる」
エゾシカが大地を駆け抜けています。少し奥には日本海、その奥に雪をかぶった利尻島があります。この作品は、シカの足もとの暮らしぶりよりも、奥の利尻島や山の全体を俯瞰で見たような、絶対的な風景をきちんと捉えています。写真でなければ見られない情景だと思います。(佐々木編集長)
佐藤圭 さん (北海道)
「冬が来る前に」
動物の顔つきと、口いっぱいに頬張っているほっぺたの表情が実に微笑ましい写真です。左右に羽を広げているかのように見えますが、よく見るとそうではありませんね。こんな動物がうちにも1匹いたらなぁとも思いますが、そもそも飼い方が分からないから、それは無理ですね。(椎名氏)
徳丸力蔵 さん (東京都)
「滝の王様 鍋様」
秋の紅葉の美しさと、下にも紅葉が散っている情景のよさ、光が強く射している力強さが出ています。人の気配がなく、自然の中に自分1人だけがいて撮影が進められたような、不思議な静寂感が感じられます。紅葉の艶やかさとか滝の音など、音や映像が五感に訴えかけてくる作品だと思います。(織作氏)
中野翔子 さん (京都府)
「夢中」
僕はこういう写真がいいなぁ。この躍動感がすごいですね。FLOWER LANDと書かれた貨車をトラクターで引っ張っていますから、女性が走るくらいでも追いついてしまうスピードなのでしょう。女性はアニメーションのように、両手両足を精一杯開いて走っています。短編映画にしたいような作品です。(椎名氏)
桧枝広美 さん (北海道)
「魔法にかけられて」
見ていて本当に気持ちのいい作品です。ブルーと白、黒のシンプルな3色で構成されています。雪の白とそこから奥に青く濃くなる背景で、そのさらに上には霧がたなびき、奥の山の黒い中に、木が淡い白に見えます。全体の構図もよいですし、色に美しさがある作品です。(高砂氏)
渡部武尊 さん (福島県)
「静寂の中」
たなびいてる霧というか、水蒸気がとても神秘的だと思いました。列車は水面にもかすかに映り込んでいます。静寂とは、こういう風景のことなのでしょう。ガタンゴトンという列車の音だけが響いていた情景が伝わってきます。水面ギリギリのアングルもすばらしい作品です。(織作氏)
飯田衣美 さん (愛媛県)
「みかんフレーム」
岩田庄悟 さん (北海道)
「"Failure to hide"」
小野典生 さん (大阪府)
「『つながる光』名古屋城外堀のヒメボタル」
小野行史 さん (東京都)
「天地を分かつ」
加藤慶 さん (京都府)
「朝の輝き」
加藤久豊 さん (神奈川県)
「コーラルピンクの華」
鈴木裕子 さん (東京都)
「夕暮れの帰り道」
竹村幸和 さん (山梨県)
「暈が浮かぶ」
鶴木雄太 さん (神奈川県)
「菜の花畑と夕日に染まる富士」
富岡陽介 さん (埼玉県)
「氷点下20度・・」
中澤圭佑 さん (神奈川県)
「ひと時の休息」
水本詩織 さん (大阪府)
「一緒に泳ごうよ!」
宮浦孝 さん (奈良県)
「父子の朝」
三好善行 さん (福岡県)
「天恵」
吉村竜治 さん (長野県)
「霧ヶ峰の神秘」
秋本哲志 さん (東京都)
「はいチーズ!」
秋山曄 さん (群馬県)
「夕空のアート」
足立哲弥 さん (栃木県)
「朝焼けに立たずむ」
尼崎雅浩 さん (北海道)
「Fairy tale animal」
井坂美保子 さん (北海道)
「昆布の波」
石井清子 さん (東京都)
「秋日和」
井上智 さん (鳥取県)
「日本の夕陽」
入敏明 さん (埼玉県)
「秋色の谷」
岩崎孝 さん (宮城県)
「星めぐりの詩」
上田孔希 さん (新潟県)
「信州の春」
大西忠男 さん (奈良県)
「迸るしぶき(ほとばしるしぶき)」
岡田啓二 さん (岐阜県)
「火の雨」
奥田裕之 さん (長野県)
「波雲」
賀田慶子 さん (東京都)
「ひょっこりひょうたん富士山?!」
金山利幸 さん (神奈川県)
「大好きな湘南」
川口泰弘 さん (静岡県)
「天使の翼」
北原明寛 さん (北海道)
「白煙なびく」
木村篤史 さん (神奈川県)
「肉弾戦」
小池慧 さん (福井県)
「夕暮れの京」
小松紀子 さん (大阪府)
「着物姿と紅葉」
佐藤幾太郎 さん (滋賀県)
「琵琶湖の守り神」
高橋怜子 さん (岩手県)
「粟国・春の海」
竹田直斗 さん (大阪府)
「U me earth」
田中淳信 さん (長野県)
「コイノボリ」
千葉直江 さん (群馬県)
「春爛漫」
鶴橋富男 さん (千葉県)
「光亡煌めく」
友國茂樹 さん (大阪府)
「大地の目覚め」
中川卓夫 さん (山形県)
「夕暮れ時の蔵王」
中野博志 さん (鹿児島県)
「目覚めし力」
中野正芳 さん (埼玉県)
「光の宝石」
中村登 さん (群馬県)
「月下紅」
中谷大輔 さん (長野県)
「羽ばたき」
南百瀬勇 さん (愛知県)
「池の朝」
西口昇一 さん (大阪府)
「神秘」
浜野弘治 さん (埼玉県)
「ムクドリの奇跡」
林秀敏 さん (千葉県)
「山頂に咲く」
曳地正刀 さん (福島県)
「夕焼け小焼け」
藤澤洋一 さん (静岡県)
「神の宿る樹」
古川賢一 さん (青森県)
「さあ、祭りだ!」
三浦映美 さん (東京都)
「秋霞の中を往く」
三浦太一 さん (大分県)
「紫陽花と白い貴婦人」
三小田智子 さん (東京都)
「営み」
望月政男 さん (石川県)
「BLUE NOTO」
山下聡 さん (東京都)
「有明の月に咲く」
山本幸平 さん (三重県)
「放課後」
山本浩文 さん (奈良県)
「スポットライト」
山本良和 さん (静岡県)
「ハク 。。。」
湯淺光則 さん (兵庫県)
「高原の牛たち」
渡辺孝男 さん (宮城県)
「Over The Rainbow」
渡辺竹史 さん (埼玉県)
「ひとやすみ」
渡辺守 さん (山梨県)
「雲上の五重塔」
住友不動産販売株式会社(本社:東京都新宿区、社長:田中俊和)は、第5回「住友不動産販売STEPフォトコンテスト」~まだ誰も撮っていない日本がある。~(2018年1月20日(土)~5月25日(金)の期間に実施)の入賞作品を決定しましたので、発表いたします。
織作峰子 氏(写真家)
石川県生まれ。1982年大竹省二写真スタジオに入る。1987年独立。
世界各国の美しい風景や人物の瞬間を撮り続けている。
大阪芸術大学芸術学部写真学科学科長。
高砂淳二 氏(写真家)
自然写真家。1962年、宮城県石巻市生まれ。
海の中から、生き物、風景、虹、夜空まで、世界中の国々を訪れ撮影活動を行っている。
「LIGHT on LIFE」「Dear Earth」「night rainbow」「ASTRA」ほか著書多数。
海の環境NPO法人"OWS"理事。
椎名誠 氏(作家)
1944年東京都生まれ。作家。1979年より小説、エッセイ、ルポなどの作家活動に入る。
これまでの主な作品は『犬の系譜』、『岳物語』、『アド・バード』、『中国の鳥人』、『黄金時代』など。
写真と文章の本に、『アサヒカメラ』の連載をまとめた『雨の匂いのする夜に』、『五つの旅の物語』、『ONCE UPON A TIME』など。
アサヒカメラ編集長 佐々木広人 氏
「日本の風景」をテーマに36,975点と多くの作品をご応募いただいた第5回住友不動産販売STEPフォトコンテスト。
審査員の織作峰子氏、高砂淳二氏、椎名誠氏、アサヒカメラ編集長 佐々木広人氏による厳正なる審査を勝ち抜いた上位入賞作品の講評を動画でご覧になれます。
回を重ねるごとに作品のレベルが向上し、難航した審査。一次審査を通過した作品をすべてプリントし、当社会議室にならべ審査会を開催しました。動画の前半部分では審査会の様子もご覧いただけます。
<住友不動産販売STEPフォトコンテスト>事務局
step-photocon@stepon.co.jp