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ＪＬＬ、Ａグレードビルの空室率低水準

　ジョーンズラングラサール（ＪＬＬ）がまとめた「東京Ａグレードオフィス空室率・賃料」（10月末時点）によると、空室率は前年比1.9ポイント減の1.0％と、近年では07年第2四半期の0.7％に次ぐ低い水準となった。一方で、月坪当たりの賃料は同3.3％増の3万7830円と、16年9月以来初めて年間上昇率が3％を上回った。
　前月（9月末）実績との比較では、空室率は0.5ポイント減、賃料は0.5％増。空室率は5カ月連続で減少した。ＪＬＬは、空室率は赤坂・六本木などのサブマーケットで特に下がり、賃料は中心業務地区の新規供給・既存ビルで全体的に上昇する傾向が見られたとしている。東京Ａ級の新規供給案件では、10月に丸の内二重橋ビルが竣工した。施設規模は地上30階建て延床面積17万3000㎡。オフィス貸床面積は7万㎡で、デロイトトーマツグループなどが入居する。ビルは19年3月に全面稼働する予定だ。

（提供：日刊不動産経済通信）