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三幸、都心5区空室率下げ止まりの兆し

　三幸エステートは、昨年12月の東京都心5区および全国六大都市の大規模ビル空室率・募集賃料をまとめた。都心5区の空室率は前月比0.02ポイント上昇の0.69％となり、23カ月ぶりに上昇した。同社は「空室率の低下余地が乏しくなるとともに、下げ止まりに向かう兆しが強まっている」とみる。
　都心5区の18年のオフィス新規供給は22万坪で、過去10年間で最大となった。20年の新規供給量は、都心5区外で多く、23区全体の約30％を都心5区外が占める見通し。現空面積（契約後すぐに入居可能な未入居面積）は3万9500坪（前月比1.9％増）、募集面積は28万9691坪（5.3％減）。坪当たり募集賃料は2万9387円（167円増）。全国六大都市の空室率は、東京23区0.9％（増減なし）、札幌市2.0％（増減なし）、仙台市4.0％（0.3ポイント減）、名古屋市2.4％（0.1ポイント増）、大阪市1.8％（0.1ポイント増）、福岡市1.5％（0.1ポイント減）。

（提供：日刊不動産経済通信）