不動産ニュース

18年全国4レインズ、売成約4年連続増

推進Ｃ、売物件の新規登録は約11％増

　不動産流通推進センターは、全国の4不動産流通機構（東日本、中部圏、近畿圏、西日本）のレインズシステムの活用状況について、18年分をまとめた。18年1～12月までの間の新規登録件数の合計は前年比3.2％増の553万9631件となった。このうち、売り物件数は10.9％増の178万3307件、賃貸物件数は0.1％減の375万6324件。売り物件の成約報告件数は1.3％増の18万2009件で、4年連続の増加となった。これを同年の新規登録件数で割った「成約報告率」は10.2％（1.0ポイント減）だった。地域別で成約報告率が最も高かったのは中部圏で17.4％。
　売り物件の新規登録件数を地域別にみると、関東甲信越地域と中部4県（富山、石川、福井、静岡）、四国地域を除く地域で前年比増となった。首都圏は61万3988件（12.9％増）で、近畿圏は25万1836件（7.9％増）。この2地域で全体の48.5％を占めたが、半数を割ったのは3年連続となった。また、売り物件の物件種類では、マンションが52万2908件（12.8％増）、一戸建てが58万7件（12.5％増）、土地が57万9414件（7.3％増）などとなり、すべて増加した。新規登録された売り物件の取引態様は、専任媒介が最多で56万6866件（14.2％増）だった。
　18年末時点の総登録件数は83万9366件（3.0％減）。このうち売り物件は35万244件（8.0％増）。賃貸は48万9122件（9.6％減）で、4年連続の前年比マイナス。賃貸物件の総登録数が40万台になったのは08年以来。

（提供：日刊不動産経済通信）