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三幸、都心Ａ級オフィス賃料上昇続く

　三幸エステートは東京都心における19年第4四半期（4Ｑ）のオフィス市況を公表した。延床面積1万坪以上などの条件を満たすＡクラス（級）ビルの月額坪当たり賃料は、前期比2618円増の4万2242円とリーマンショック以降で最高値を更新した。一方でＢ級ビルは539円減の2万2521円と3期ぶりに下降した。
　Ａ級ビルの空室率は前期と同じ0.6％だが00年に集計を取り始めて以来の最低値に。賃料は上昇基調にあり、「08年1Ｑに記録した最高値の4万5513円が視野に入ってきた」（三幸エステート）。Ｂ級ビルの賃料上昇は一服したが、空室率は前期比0.1ポイント減の0.6％と7期連続で1％を下回るとともに、Ａ級ビル同様、00年以来の最低値になった。

（提供：日刊不動産経済通信）