不動産ニュース

ホームステージングで第一印象良くなる

日本ＨＳ協、営業社員の9割以上が有効

　日本ホームステージング協会（杉之原冨士子代表理事）は、不動産営業担当者に行ったホームステージングの有効性に関するアンケートの調査結果をまとめた。ホームステージングが中古物件のバリューアップに有効だと感じている営業担当者は9割以上、有効理由では「物件の第一印象が良くなるため」が最多だった。
　調査は5月にホームステージングを認知している中古不動産を取り扱う営業担当者に実施。有効回答数は109名。「中古不動産の営業活動を行う上で、物件のバリューアップを可能にするホームステージングは有効と思うか」の問いでは、「非常に思う」が41.3％、「少し思う」が52.3％、「あまり思わない」が1.8％、「全く思わない」が2.8％だった。有効理由は「物件の第一印象が良くなる」が68.6％と最多で、次いで「実際の生活イメージを湧かせやすい」が61.8％、「他の物件と差別化できる」が41.2％、「物件の販売価格を下げずに売りやすくできる」が22.5％、「物件の売却スピードを上げることができる」が21.6％と多かった。
　中古不動産の営業活動でホームステージング資格を持つことの影響については、「良い影響を与える」が30.8％、「少し良い影響を与える」が42.1％、「影響はない」が25.2％など。良い影響の理由は「自身の能力の証明になる」が56.4％と最多で、そのほか「ホームステージングの重要性が増している」が48.7％、「他の人材との差別化が図れる」が48.7％、「他の不動産資格と比較してまだ一般的ではない」が33.3％など。

（提供：日刊不動産経済通信）