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中古成約、過去最高の20年に次ぐ高水準

東日本レインズ、10月の中古住宅動向

　東日本不動産流通機構（東日本レインズ）は10日、10月の不動産流通市場動向を公表しました。首都圏の中古マンションの成約件数は3440件で、前年同月を5.4％下回りましたが、10月として過去最高を記録した20年に次ぐ高水準となりました。前年同月を下回るのは4カ月連続でした。中古戸建ての成約件数は前年同月比4,6％減の1240件で、3カ月連続で前年を下回りましたが、中古マンション同様、10月の過去最高を記録した20年に次ぐ高水準となりました。
　中古マンションの成約㎡単価は前月比2.6％下落し、60.49万円となりました。前年同月比では7.9％の上昇で、前年比プラスとなるのは18カ月連続で、成約価格は前月比2.5％下落の3886万円でした。前年同月比では6.5％上昇し、17カ月連続で前年を上回りました。一方、新規登録件数は前年同月比1.7％減の1万4842件で、前年割れは26カ月連続となります。在庫件数は前年同月比で11.6％減となる3万5216件で、2ケタ減となるのは15カ月連続で、前年割れは23カ月連続となりました。一方、前月比では1.4％増となり、4カ月連続で在庫が増えています。成約件数をエリア別にみると、埼玉県と神奈川県他以外の地域が前年同月比で減少で、東京都区部は8.4％減の1410件となり、5カ月連続で前年を下回りました。
　中古戸建ての成約価格は前月比2.5％上昇の3572万円で、前年同月比では14.1％上昇し、12カ月連続で前年を上回りました。新規登録件数は前年同月比15.3％減の4502件で、前年割れは20カ月連続でした。在庫件数は28.8％減の1万3291件で、2ケタ減は13カ月連続となります。前月比でも0.7％減で、20カ月連続で在庫が減っています。

（提供：日刊不動産経済通信）