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都心空室率は横ばい6.38%
三鬼商事は12日、4月末時点のオフィスビル需給動向を公表した。東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)では既存ビルの大型空室に成約がみられ、平均空室率は前月比0.01ポイント増の6.38%とほぼ横ばいに。4月は新たなビルの供給がなかった上、都心以外からの移転需要もあり需給緩和の傾向が一服した。
東京都心の新旧別空室率は新築ビルが0.7ポイント減の19.29%、既存ビルが0.02ポイント増の6.25%。坪当たりの平均賃料は38円減の2万328円と21カ月連続で下がった。区ごとの空室率は港が前月比同の8.33%と突出して高い。一方で渋谷区は0.36ポイント減の5.3%と企業らの出店需要が戻りつつある。
大阪市中心部の空室率は0.04ポイント減の5.18%と小幅ながら9カ月ぶりに下がった。竣工1年未満のビルへの移転に伴い二次空室が生じたが、館内増床などの需要が出始めた。賃料は25円減の1万1868円。
(提供:日刊不動産経済通信)
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