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中古戸建の成約価格7カ月ぶり前年超え
―4レインズ動向、中古マンションは価格上昇続く―
不動産流通推進センターは10日、10月に全国の指定流通機構(レインズシステム)に成約報告があった売買の取引事例のうち、既存住宅の動向を公表した。中古マンションの成約価格は3,799万円(前年同月比8.48%増)だった。成約㎡単価は57.47万円(7.90%増)。成約件数は6,158件と2カ月連続で前年同期を上回った。中古戸建住宅の成約価格は2,681万円(3.31%増)と7カ月ぶりに前年を上回った。成約件数は3,783件(6.17%増)だった。
中古マンションのエリア別の詳細では、成約価格は首都圏の4,811万円(8.55%増)を始め7つのエリアで上昇した。特に九州・沖縄は2,524万円(14.36%増)、北海道で2,314万円(12.99%増)の2エリアが2ケタ増だった。ただし、中部圏の2,295万円(2.26%減)など3エリアでは、前年より価格が下落した。成約件数は、首都圏の3,205件(6.23%増)や近畿圏の1,561件(4.34%増)など、6エリアで前年を上回った。中部圏は成約件数も366件(8.50%減)で前年割れ。
中古戸建住宅をエリア別にみると、成約価格で首都圏の4,071万円(7.76%増)や近畿圏が2,395万円(8.47%増)、中部圏で2,288万円(0.18%増)となるなど、合計7エリアで前年から上昇した。成約件数は、8エリアが前年を上回った。特に、北海道は294件(27.83%増)、九州・沖縄も292件(10.19%増)などのエリアで、大幅な前年超えだった。一方で、首都圏が1,119件(0.80%減)、中部圏の328件(2.09%減)という2エリアは、前年より若干の減少をみせた。
(提供:日刊不動産経済通信)

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