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住宅ローン借り換え需要増

　住宅ローン比較サービス「モゲチェック」を運営するＭＦＳは24日、住宅ローンのメディア向け勉強会を開催した。塩澤崇ＣＭＯは、日本銀行が政策金利を7月に引き上げた場合、「数年前に変動金利型住宅ローンを借り入れた層の金利が1％まで上昇しそうだ」と指摘。今後は、住宅ローンの返済負担低減へ借り換えニーズが高まる見通しを話した。

　塩澤氏は「住宅ローン市場の競争は激化している。金利が1％に達すると利用者に心理的な影響が出る」と解説する。その上で、日銀の政策金利は25年末までに1.0％、26年末に1.0～1.5％への上昇を予測。変動金利型住宅ローンの金利は、25年末で1.1～1.2％、26年末に1.1～1.7％の水準への上昇を見込んでいる。また、固定金利型住宅ローンの金利は2％超となる可能性もある模様だ。

　住宅ローンを取り扱う金融機関の動向を、塩澤氏は「新規の住宅ローン利用者を呼び込むため、借り入れ時の金利を優遇する金融機関が増加しそうだ」と話す。既存の住宅ローン利用者について塩澤氏は「段階的な政策金利の上昇に伴って借り換えを行うことで、住宅ローン返済の負担を軽減できる」と提案した。

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（提供：日刊不動産経済通信）