子育てしやすい街はここだ!

子育てしやすい街とは?
引越しを考えるとき、住む家も大事ですが、周辺の住環境やその街の行政サービスもかなり重要になってきますよね。ましてやそれが、結婚して新居を探す、子どもが生まれて引越しを考えるなどの長く住むことを前提とした引越しだと、将来のことも考慮して、じっくり住む街を選びたいものです。
この特集では、結婚して将来子どもを持ちたいと思っているご夫婦、赤ちゃんが生まれる予定や生まれたばかりのご家族が、それぞれの街のデータや行政サービスから、子育てしやすい街を選ぶポイントを解説します。

Point1 病院・医師数と医療費助成

小さなお子さんは、抵抗力が弱く、すぐに熱をだしたり、はやり病にかかったりしますよね。心配だからすぐに病院に連れて行きたい!というのが親心かと思います。また赤ちゃんは予防接種を受けにいく機会も多く、必然的に病院へ行く回数が多くなります。できれば、病院が多くあり、医療費の補助が厚い街に引っ越したいものです。

一般病院総数

一般病院とは、患者 20人以上の入院施設のある病院のことで、総合病院をイメージしていただけるとわかりやすいかと思います。表1は、関東、関西、東海エリアで病院数の多い街トップ5です。

関東エリアでの1位は横浜市で、横浜労災病院、横浜市立市民病院、昭和大学藤が丘病院など大規模の総合病院が多く存在します。さらに、2位、3位、5位の足立区、千葉市、さいたま市は、中・小規模の総合病院が多く、4位の板橋区と5位の川崎市には、約1000病床数規模の巨大病院があるのが特徴です。

関西エリアでは大阪市が1位、京都市が2位で、どちらも大規模の総合病院が多く、大阪市立総合医療センター、大阪市立大学病院、京都大学病院など公立や大学の病院が多く存在します。3位、4位、5位の神戸市、堺市、和歌山市は、比較的中小規模の総合病院が多い地域になります。

東海エリアでは、名古屋が1位で、名古屋大学病院、名古屋第一赤十字病院、名古屋第二赤十字病院など、こちらも大規模の病院が他の地域より多く、2位、3位、5位の岐阜市、浜松市、津市は中・小規模の病院が多い地域で、4位の浜松市は大規模の病院数の割合が高いのが特徴の地域です。

表1:一般病院総数が多い街ランキング

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小児科医師数

病院数も大事ですが、病院に小児科があるとより安心ですね。表2は、関東、関西、東海エリアで小児科医師数の多い街トップ5になります。

一般病院数が多かった横浜市、大阪市、京都市、さいたま市、神戸市などが、同じように上位を占めています。病院数が多ければ小児科も多くなり、医師数も比例して多くなっているようです。また新宿区には、東京女子医大病院と慶應義塾大学病院の巨大総合病院が2つもあり、そのことが小児科医師数の多さに関係していると考えられます。

さらに横浜市、世田谷区、さいたま市、大阪市、京都市、神戸市、名古屋市、静岡市、津市には小児専門病院があり、そのことも上位ランクインの一因となっているようです。

表2:小児科医数が多い街ランキング

医療費助成

お子さんがいる方ならご存知かとは思いますが、子どもの医療費の一部を自治体が負担してくれる制度があります。乳幼児医療費助成や子ども医療費助成という名称で呼ばれるこの制度ですが、ほぼ全国の自治体で導入されていることをご存知ですか?

この制度には、通院費と入院費に対する助成があり、それぞれに、対象年齢、助成の範囲、自己負担金額、所得制限等の条件があります。助成金の適用には、いったん病院で医療費を支払い、後日手続きをすると戻ってくる「償還払い」と、自治体から発行されたカードなどを見せると自己負担分のみの支払いですむ「現物給付」とがあります。

自治体によって条件がまちまちなので、できるだけ長く、自己負担が少なく、所得制限のない自治体だと助かりますよね。最近は助成範囲が拡大傾向にあり、半数の自治体が医療費の全額(一部保険適用外費用は除く)を補助し、約3割の自治体で中学校卒業まで助成してくれます。

その中で、なんと高校生まで助成制度があるのが、表3の自治体です。

表3:高校生まで助成がある自治体

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  (データ提供)行政サービス比較検索サイト【生活ガイド.com】
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※このデータは2011年11月現在のものです。 [本コンテンツの内容について] [住友不動産販売TOPへ]