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新築中古マンション市場動向(2018年8月)
 
 

中古マンション市場動向



【主要都市別・中古マンション価格】
  2018年8月の首都圏中古マンション価格は、前年比+0.2%の3,640万円と僅かながら上昇しました。都県別で見ると、東京都では東京23区が牽引する形で+0.5%の4,902万円と上昇率がやや拡大、埼玉県(+0.5%、2,295万円)ではさいたま市や川口市の価格上昇が県平均を押し上げました。一方、神奈川県(-0.4%、2,888万円)や千葉県(-0.4%、2,005万円)では比較的価格水準が高い行政区で弱含んだことから、県平均は揃って小幅に下落しました。
近畿圏平均は前月比+0.6%の2,206万円と、2月以降の緩やかな上昇傾向を維持しています。大阪府では大阪市をはじめ、北摂~京阪エリアでも堅調さを示しており、+0.4%の2,410万円と引き続き上昇しました。兵庫県では大阪府に近く価格水準も高い西宮市や芦屋市が上昇基調で推移していることもあり、+0.8%の1,885万円と再び上昇しました。
中部圏平均は前月比-0.1%の1,821万円、愛知県は-0.4%の1,950万円と、ともに4ヵ月ぶりのマイナスとなりましたが、高い価格水準は保ったままです。







【8月の主要都市別・中古マンション価格】
  首都圏主要都市の中古マンション価格は、東京23区で前月比+0.6%の5,406万円と再び上昇したことで、5,400万円台に達しました。また、さいたま市では+1.5%の2,757万円と3ヵ月ぶりに上昇し、5月に記録した直近の最高値(2,763万円)に迫っています。一方、横浜市では築浅事例がやや減少した影響から、-1.2%の3,079万円と下落しており、千葉市(横ばい、1,796万円)に至ってはここ3ヵ月での価格推移に目立った動きは見られません。
近畿圏主要都市の価格は、大阪市で前月比+0.8%の3,053万円と引き続き上昇しました。中心部での価格上昇が牽引する形で、前年同月と比べても+5%~6%台での上振れを保っています。神戸市では+0.7%の1,876万円と、下落した前月からやや持ち直す形となったものの、1,900万円台を回復するまでには及んでいません。
名古屋市では、前月比-0.7%の2,306万円と下落に転じ、上昇傾向は一服となりました。前年同月比は概ね+6%~8%のレンジで、コンスタントな上昇トレンドが続いています。



【首都圏・近畿圏主要都市中古マンション70㎡換算価格表】
※東京カンテイよりデータ一部抜粋
 
 


 
 

新築マンション市場動向



【首都圏のマンション市場動向】
  8月の新規発売戸数は1,502戸で、対前年同月(2,101戸)比28.5%減、対前月(2,986戸)比49.7%減になりました。
8月の地域別発売戸数は東京都区部553戸(全体比36.8%、前年同月比48.2%減)、都下105戸(同7.0%、49.5%減)、神奈川県140戸(同9.3%、63.4%減)、埼玉県217戸(同14.4%、32.0%減)、千葉県487戸(同32.4%、292.7%増)となっています。東京都のシェアは43.8%です。
新規発売戸数に対する契約戸数は969個で、月間契約率は64.5%と前月の67.8%に比べて3.3ポイントダウン、前年同月の68.2%に比べて3.7ポイントダウンとなっています。
即日完売はなく、フラット35登録物件戸数は1,370戸(同91.2%)でした。
8月末現在の翌月繰越販売在庫数は6,023戸で、2018年7月末現在の6,262戸に比べて239戸の減少でした。2017年8月末残戸数は6,107戸でした。


【近畿圏のマンション市場動向】
  8月の新規発売戸数は1,378戸で、対前年同月(1,215戸)比163戸、13.4%増、対前月(1,514戸)比136戸、9.0%減になりました。
8月の地域別発売戸数は大阪市部663戸(全体比48.1%、前年同月比15.9%増)、大阪府下395戸(同28.7%、44.7%増)、神戸市部126戸(同9.1%、14.9%減)兵庫県下38戸(同2.8%、66.4%減)、京都市部63戸(同4.6%、27.6%減)、奈良県2戸(同0.1%、前年と同値)、滋賀県91戸(同6.6%、前年供給なし)、京都府下、和歌山県での発売はありませんでした。
新規発売戸数に対する契約戸数は1,111個で、月間契約率は80.6%と前月の74.0%に比べて6.6ポイントのアップ、前年同月の80.0%に比べて0.6ポイントのアップとなっています。
即日完売物件は109戸(全体の7.9%)、フラット35登録物件戸数は658戸(同47.8%)でした。
8月末現在の継続販売在庫数は2,205戸で、2018年7月末現在の2,273戸に比べて68戸の減少でした。

【首都圏・近畿圏の新築マンション価格推移表(2015年8月~2018年8月)】
※不動産経済研究所よりデータ一部抜粋
 
 

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