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新築中古マンション市場動向(2018年10月)
 
 

中古マンション市場動向



【主要都市別・中古マンション価格】
  2018年10月の首都圏中古マンション価格は、全域で弱含んだ影響から前年比-0.3%の3,625万円と僅かながら引き続き下落しました。都県別で見ると、東京都では-0.3%の4,879万円と直近のピークだった8月よりもやや水準を下げ、神奈川県(-0.6%、2,873万円)や千葉県(-0.2%、2,016万円)でも再びマイナスとなりました。また、緩やかな上昇傾向を示してきた埼玉県では、-0.7%の2,278万円と6ヵ月ぶりに反転下落しています。
近畿圏平均は前月比-0.2%の2,219万円と僅かに下落し、2月以来の上昇傾向が一服する結果となりました。大阪府では+0.5%の2,431万円と4ヵ月連続上昇を示した一方で、兵庫県では神戸市や西宮市などの弱含みから、-0.4%の1,904万円と3ヵ月ぶりに下落しました。
中部圏平均が前月から横ばいの1,838万円となったのに対して、愛知県では主要エリアの大半が強含みで推移したことから、+0.9%の1,999万円と引き続き上昇して2,000万円の大台目前まで迫っています。
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【10月の主要都市別・中古マンション価格】
  首都圏主要都市の中古マンション価格は、東京23区で前月比+0.2%の5,398万円と僅かながら再び上昇しましたが、5,400万円前後での膠着状態に目立った変化は見られません。また、さいたま市でも+0.1%の2,757万円とこの3ヵ月間は概ね安定推移しています。一方、横浜市では-0.4%の3,060万円と依然として緩やかな下落傾向を示しており、千葉市でも-0.9%の1,779万円と4ヵ月ぶりに反転下落しています。
近畿圏主要都市の価格は、大阪市で前月比+0.9%の3,092万円と4ヵ月連続のプラス、年初以来の上昇基調を堅持しています。一方、神戸市では-0.2%の1,910万円と僅かに弱含んだものの、9月に回復した1,900万円台は維持しました。
名古屋市では前月比+0.7%の2,342万円と引き続き上昇し、再び最高値を更新しました。大阪市と同じくマイナスに転じる月もありますが、基本的には上昇基調を維持し続けており、上値が重い状態から脱し切れてない東京23区とは一線を画した動きを示しています。

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【首都圏・近畿圏主要都市中古マンション70㎡換算価格表】 201812_05.gif
※東京カンテイよりデータ一部抜粋
 
 


 
 

新築マンション市場動向



【首都圏のマンション市場動向】
  10月の新規発売戸数は2,895戸で、対前年同月(2,817戸)比2.8%増、対前月(3,372戸)比14.1%減になりました。
10月の地域別発売戸数は東京都区部1,462戸(全体比50.5%、前年同月比14.6%増)、都下271戸(同9.4%、24.1%減)、神奈川県448戸(同15.5%、28.1%減)、埼玉県439戸(同15.2%、6.6%増)、千葉県275戸(同9.5%、84.6%増)となっています。東京都のシェアは59.9%です。
新規発売戸数に対する契約戸数は1,955戸で、月間契約率は67.5%と前月の66.5%に比べて1.0ポイントアップ、前年同月の60.7%に比べて6.8ポイントアップとなっています。
即日完売物件はなく、フラット35登録物件戸数は2,781戸(同96.1%)でした。
10月末現在の翌月繰越販売在庫数は6,037戸で、2018年9月末現在の6,050戸に比べて13戸の減少でした。2017年10月末残戸数は6,122戸でした。


【近畿圏のマンション市場動向】
  10月の新規発売戸数は1,775戸で、対前年同月(1,465戸)比310戸、21.2%増、対前月(1,859戸)比84戸、4.5%減でになりました。
10月の地域別発売戸数は大阪市部810戸(全体比45.6%、前年同月比47.0%増)、大阪府下483戸(同27.2%、85.1%増)、神戸市部171戸(同9.6%、25.7%減)、兵庫県下92戸(同5.2%、58.6%減)、京都市部66戸(同3.7%、44.5%減)、奈良県79戸(同4.5%、3,850.0%増)、滋賀県28戸(同1.6%、47.2%減)、和歌山県46戸(同2.6%、666.7%増)、京都府下での発売はありませんでした。
新規発売戸数に対する契約戸数は1,379戸で、月間契約率は77.7%と前月の72.8%に比べて4.9ポイントのアップ、前年同月の74.2%に比べて3.5ポイントのアップとなっています。
即日完売物件は224戸(全体の12.6%)、フラット35登録物件戸数は935戸(同52.7%)でした。10月末現在の継続販売在庫数は2,344戸で、2018年9月末現在の2,376戸に比べて32戸の減少でした。

【首都圏・近畿圏の新築マンション価格推移表(2015年10月~2018年10月)】 201812_06.gif
※不動産経済研究所よりデータ一部抜粋
 
 

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