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新築中古マンション市場動向(2019年4月)
 
 

中古マンション市場動向



【主要都市別・中古マンション価格】
  2019年4月の首都圏中古マンション価格は、東京都の事例シェアが6ヵ月ぶりに過半数を割り込んだ影響から、前月比-1.2%の3,691万円と下落に転じました。都県別で見ると、東京都では+0.5%の5,002万円と上昇傾向が続いたことで、5,000万円の大台を突破しました。一方、埼玉県では-1.6%の2,278万円と再び下落し、神奈川県(-0.5%、2,873万円)や千葉県(-1.0%、2,020万円)では前月に引き続き下げる結果となりました。
近畿圏平均は大阪府での事例シェアが相対的に縮小したことで、前月比-1.1%の2,272万円と3ヵ月ぶりに下落しました。大阪府では大阪市以外の主だった行政区で軒並み弱含みとなっており、今月の府平均は横ばいの2,513万円に留まっています。兵庫県では神戸市が牽引する形で、+1.5%の2,024万円と3ヵ月連続で上昇して2,000万円の大台に達しています。
中部圏平均は前月比-0.4%の1,923万円、愛知県では+1.0%の2,107万円と、こちらも中心エリアでの事例シェアの変動によって異なる動きを見せています。
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【4月の主要都市別・中古マンション価格】
  首都圏主要都市の中古マンション価格は、東京23区で前月比+1.1%の5,550万円と3ヵ月連続で上昇しました。横浜市(+0.3%、3,089万円)でも僅かな強含みとなりましたが、年明け以降は前年同月の水準を下回り続いています。一方、さいたま市(-1.6%、2,742万円)では反落、千葉市(-2.4%、1,832万円)では平均年数の進行も影響して比較的大きく下げており、東京23区以外の主要都市では前年同月を下回るケースが散見され始めています。
近畿圏主要都市の価格は、大阪市で前月比+0.5%の3,227万円と小幅ながら3ヵ月連続で上昇しました。また、神戸市では価格水準が比較的高い灘区や中央区において築浅事例の増加が目立ってきており、今月も+3.1%の2,041万円と大幅に上昇した結果、一気に2,000万円の大台を突破して前年同月比も+10%の水準に迫ってきています。
名古屋市では前月比+1.0%の2,420万円と3ヵ月ぶりに上昇したが、年初の水準から10万円ほど下回っており、2,400万円前後でやや上値が重い展開となっています。

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【首都圏・近畿圏主要都市中古マンション70㎡換算価格表】 201906_05.gif
※東京カンテイよりデータ一部抜粋
 
 


 
 

新築マンション市場動向



【首都圏のマンション市場動向】
  4月の新規発売戸数は1,421戸で、対前年同月(2,342戸)比39.3%減、対前月(3,337戸)比57.4%減になりました。
4月の地域別発売戸数は東京都区部726戸(全体比51.1%、前年同月比21.9%減)、都下169戸(同11.9%、49.6%減)、神奈川県306戸(同21.5%、12.6%減)、埼玉県122戸(同8.6%、67.6%減)、千葉県98戸(同6.9%、72.1%減)となっています。東京都のシェアは63.0%です。
新規発売戸数に対する契約戸数は914戸で、月間契約率は64.3%と前月の72.2%に比べて7.9ポイントダウン、前年同月の63.0%に比べて1.3ポイントアップとなっています。
即日完売は12戸(全体の0.8%)で、フラット35登録物件戸数は1,347戸(同94.8%)でした。
4月末現在の翌月繰越販売在庫数は7,748戸で、2019年3月末現在の8,267戸に比べて519戸の減少でした。2018年4月末残戸数は6,443戸でした。


【近畿圏のマンション市場動向】
  4月の新規発売戸数は852戸で、対前年同月(1,742戸)比890戸、51.1%減、対前月(1,449戸)比597戸、41.2%減になりました。
4月の地域別発売戸数は大阪市部438戸(全体比51.4%、前年同月比39.8%減)、大阪府下210戸(同24.6%、4.0%増)、神戸市部81戸(同9.5%、84.7%減)、兵庫県下43戸(同5.0%、80.7%減)、京都市部57戸(同6.7%、90.0%増)、奈良県2戸(同0.2%、50.0%減)、滋賀県21戸(同2.5%、8.7%減)、京都府下、和歌山県での発売はありませんでした。
新規発売戸数に対する契約戸数は647戸で、月間契約率は75.9%と前月の80.6%に比べて4.7ポイントのダウン、前年同月の71.0%に比べて4.9ポイントのアップとなっています。
即日完売物件は23戸(全体の2.7%)、フラット35登録物件戸数は445戸(同52.2%)でした。
4月末現在の継続販売在庫数は2,201戸で、2019年3月末現在の2,379戸に比べて178戸の減少でした。

【首都圏・近畿圏の新築マンション価格推移表(2016年4月~2019年4月)】 201906_06.gif
※不動産経済研究所よりデータ一部抜粋
 
 

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