マンション市況
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中古マンション市場動向【主要都市別・中古マンション価格】 2020年9月の首都圏中古マンション価格は、全域でプラスとなったことで前年比＋1.2％の3,723万円と再び上昇し、5ヵ月ぶりに3,700万円台を回復しました。都県別で見ると、東京都では＋0.8％の5,194万円と3ヵ月連続の上昇、埼玉県（＋0.7％、2,291万円）も引き続きプラスとなりました。また、神奈川県（＋1.2％、2,861万円）や千葉県（＋2.1％、2,137万円）では1％以上の上昇を示すなど、後述の主要都市を中心に下落の兆候は見られません。 近畿圏平均は強含んだ大阪エリアが牽引する形で、前月比＋0.4％の2,471万円と5月以降は緩やかながら上昇傾向で推移しています。大阪府では＋0.2％の2,651万円と再び上昇、5月以降は2,600万円台半ばの水準で概ね安定しています。一方、兵庫県では－0.2％の2,160万円と僅かながら引き続き弱含みました。 中部圏平均は前月比－0.5％の1,948万円、愛知県では＋0.2％の2,082万円と異なる動きを見せましたが、水準自体に大きな変化は生じていません。    【9月の主要都市別・中古マンション価格】 首都圏主要都市の中古マンション価格は、東京23区で前月比＋1.0％の5,827万円と3ヵ月連続で上昇しました。また、横浜市（＋1.1％、3,121万円）やさいたま市（＋1.0％、2,740万円）ではプラスに転じ、千葉県（＋1.7％、1,982万円）でも再び上昇したことで、それぞれ7月を上回る水準まで持ち直しています。 近畿圏主要都市の価格は、大阪市で前月比＋0.7％の3,426万円と再び上昇したものの7月の水準までには至らず、昨年12月に記録した直近の最高値（3,456万円）を下回り続けています。一方、神戸市では－1.6％の2,196万円と再び弱含み、下落率自体も拡大しました。9ヵ月ぶりに2,200万円を割り込むなど、大阪市と同様に上値が重い状況となっています。 名古屋市では前月比－0.3％の2,340万円と小幅ながら再び下落しました。築10年以内の事例は比較的堅調に維持していますが、築年数が古い事例（特に4割超の事例シェアを占める築30年超の事例）では横ばい～弱含みとなっています。  【首都圏・近畿圏主要都市中古マンション70㎡換算価格表】  ※東京カンテイよりデータ一部抜粋
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新築マンション市場動向【首都圏のマンション市場動向】 9月の新規発売戸数は2,477戸で、対前年同月（2,359戸）比5.0％増、対前月（1,669戸）比48.4％増になりました。 9月の地域別発売戸数は東京都区部1,006戸（全体比40.6％、前年同月比9.5％減）、都下175戸（同7.1％、36.6％減）、神奈川県474戸（同19.1％、3.3％増）、埼玉県262戸（同10.6％、31.8％減）、千葉県560戸（同22.6％、334.1％増）となっています。東京都のシェアは47.7％です。 新規発売戸数に対する契約戸数は1,819戸で、月間契約率は73.4％と前月の68.5％に比べて4.9ポイントアップ、前年同月の56.8％に比べて16.6ポイントアップとなっています。 即日完売は167戸（全体の6.7％）で、フラット35登録物件戸数は2,296戸（全体の92.7％）でした。 9月末現在の翌月繰越販売在庫数は6,449戸で、2020年8月末現在の6,858戸に比べて409戸の減少でした。2019年9月末残戸数は6,780戸でした。 【近畿圏のマンション市場動向】 9月の新規発売戸数は1,228戸で、対前年同月（1,406戸）比178戸、12.7％減、対前月（1,617戸）比389戸、24.1％減になりました。 9月の地域別発売戸数は大阪市部419戸（全体比34.1％、前年同月比47.4％減）、大阪府下304戸（同24.8％、4.8％増）、神戸市部17戸（同1.4％、84.5％減）、兵庫県下185戸（同15.1％、86.9％増）、京都市部41戸（同3.3％、41.4％増）、京都府下128戸（同10.4％、前年供給なし）、奈良県12戸（同1.0％、500.0％増）、滋賀県121戸（同9.9％、70.4％増）、和歌山県1戸（同0.1％、87.5％減）でした。 新規発売戸数に対する契約戸数は850戸で、月間契約率は69.2％と前月の78.2％に比べて9.0ポイントのダウン、前年同月の75.7％に比べて6.5ポイントのダウンとなっています。 即日完売物件は2戸（全体の0.2％）、フラット35登録物件戸数は927戸（同75.5％）でした。 9月末現在の継続販売在庫数は2,814戸で、2020年8月末現在の2,751戸に比べて63戸の増加でした。 【首都圏・近畿圏の新築マンション価格推移表（2017年9月～2020年9月）】  ※不動産経済研究所よりデータ一部抜粋
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※このデータは2020年11月04日現在のものです。
