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新築中古マンション市場動向(2021年1月)
 
 

中古マンション市場動向



【主要都市別・中古マンション価格】
  2021年1月の首都圏中古マンション価格は、前月比+0.6%の3,862万円と連続上昇を5ヵ月に伸ばしました。都県別で見ると、東京都では+0.8%の5,427万円と7ヵ月連続で上昇し、埼玉県(+0.5%、2,359万円)も上昇傾向で推移しています。一方、神奈川県では築浅事例の減少によって-1.0%の2,922万円と反落しました。千葉県では-0.3%の2,162万円と引き続き弱含みましたが、市川市や浦安市など都心寄りの行政区では堅調な推移となっています。
近畿圏平均は続伸した兵庫エリアに対して大阪エリアが反落したことで、前月比+0.1%の2,501万円と僅かな上昇に留まりました。大阪府では-0.6%の2,670万円と3ヵ月ぶりに下落しましたが、前年同月比は3%前後のプラスを維持しています。一方、兵庫県では+1.2%の2,211万円と4ヵ月連続で上昇し、昨年3月に記録した最高値(2,200万円)を上回りました。
中部圏平均は前月比-0.3%の1,952万円、愛知県では+0.3%の2,079万円と3ヵ月連続で上昇したものの、前年同月の水準がプラスに転じるまでには至っていません。




 


【1月の主要都市別・中古マンション価格】
  首都圏主要都市の中古マンション価格は、東京23区で前月比+0.7%の6,041万円と7ヵ月連続で上昇し、6,000万円の大台に達しました。また、さいたま市(+1.8%、2,848万円)でも上昇傾向を示しています。一方、横浜市(-0.8%、3,219万円)や千葉市(-0.9%、2,010万円)では築浅事例の減少もあり、それぞれ下落に転じていますが、前年同月比は5%前後のプラスと前述の主要都市に比べても価格水準の高まりはさほど遜色ありません。
近畿圏主要都市の価格は、大阪市で前月比+0.3%の3,466万円と小幅ながら3ヵ月連続で上昇し、2019年12月に記録した直近の最高値(3,456万円)を僅かに上回りました。また、神戸市では+1.5%の2,251万円と上昇傾向を示し、その度合いは前月よりも強まっています。
名古屋市では前月から横ばいの2,348万円となり、前年同月比は12ヵ月連続でマイナスを示しています。下落基調の度合いも直近にかけては緩やかになりつつありますが、底打ちの兆しは依然として見られません。



【首都圏・近畿圏主要都市中古マンション70㎡換算価格表】
※東京カンテイよりデータ一部抜粋
 
 


 
 

新築マンション市場動向



【首都圏のマンション市場動向】
  1月の新規発売戸数は1,325戸で、対前年同月(1,237戸)比7.1%増、対前月(7,362戸)比82.0%減になりました。
1月の地域別発売戸数は東京都区部415戸(全体比31.3%、前年同月比43.5%減)、都下144戸(同10.9%、14.3%減)、神奈川県380戸(同28.7%、113.5%増)、埼玉県158戸(同11.9%、167.8%増)、千葉県228戸(同17.2%、132.7%増)となっています。東京都のシェアは42.2%です。
新規発売戸数に対する契約戸数は902戸で、月間契約率は68.1%と前月の62.6%に比べて5.5ポイントアップ、前年同月の63.2%に比べて4.9ポイントアップとなっています。
即日完売は30戸(全体の2.3%)で、フラット35登録物件戸数は1,205戸(全体の90.9%)でした。
1月末現在の翌月繰越販売在庫数は8,492戸で、2020年12月末現在の8,905戸に比べて413戸の減少でした。2020年1月末残戸数は8,682戸でした。


【近畿圏のマンション市場動向】
  1月の新規発売戸数は695戸で、対前年同月(621戸)比74戸、11.9%増、対前月(3,105戸)比2,410戸、77.6%減になりました。
1月の地域別発売戸数は大阪市部204戸(全体比29.4%、前年同月比14.3%減)、大阪府下248戸(同35.7%、61.0%増)、神戸市部17戸(同2.4%、13.3%増)、兵庫県下181戸(同26.0%、178.5%増)、京都市部21戸(同3.0%、30.0%減)、京都府下7戸(同1.0%、前年供給なし)、奈良県10戸(同1.4%、150.0%増)、滋賀県2戸(同0.3%、97.6%減)、和歌山県5戸(同0.7%、83.9%減)でした。
新規発売戸数に対する契約戸数は425戸で、月間契約率は61.2%と前月の80.0%に比べて18.8ポイントのダウン、前年同月の66.8%に比べて5.6ポイントのダウンとなっています。
即日完売物件は7戸(全体の1.0%)、フラット35登録物件戸数は528戸(同76.0%)でした。
1月末現在の継続販売在庫数は3,458戸で、2020年12月末現在の3,595戸に比べて137戸の減少でした。

【首都圏・近畿圏の新築マンション価格推移表(2018年1月~2021年1月)】
※不動産経済研究所よりデータ一部抜粋
 
 

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