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新築・中古マンション市場動向(2025年5月)
 
 

中古マンション市場動向



【三大都市圏・主要都市別・中古マンション価格】
  2025年5月の首都圏中古マンション価格は、東京都の強含みや事例シェア拡大などが影響し、前月比+2.6%の5,679万円と10カ月連続で上昇しました。都県別で見ると、東京都では+3.5%の8,599万円と13カ月連続のプラスで、前年同月比の上昇率も拡大し続けています。また、神奈川県(+1.4%、3,936万円)や千葉県(+0.8%、2,791万円)も堅調な推移を示した一方で、埼玉県は横ばいの2,960万円と、緩やかな上昇傾向が一服する結果となりました。

近畿圏平均は大阪エリアで事例シェアが縮小したこともあり、前月比-1.0%の3,070万円と4カ月ぶりに下落しました。大阪府では築古事例がやや増加したにもかかわらず、横ばいの3,513万円と高い水準を維持しています。一方、同じく平均築年数が進んだ兵庫県では-1.5%の2,461万円と3カ月ぶりに下落しました。

中部圏平均は前月比+0.9%の2,329万円、愛知県では+0.9%の2,465万円と、ともに6カ月連続で上昇を示しており、年初以降は前年同月を上回る水準で推移しています。

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【5月の主要都市別・中古マンション価格】
  首都圏主要都市の中古マンション価格は、東京23区で前月比+3.1%の1億88万円と13カ月連続で上昇し、集計開始以降で初めて1億円の大台に達しました。春の商戦期は過ぎましたが、平均築年数がやや若返ったこともあり、比較的高い上昇率を維持しました。また、横浜市(+2.3%、4,303万円)も上昇傾向で推移しています。さいたま市(+1.7%、3,708万円)や千葉市(+1.1%、2,562万円)でもプラスを示したことで3月の水準を上回りました。

近畿圏主要都市の価格は、大阪市で前月比+3.4%の4,982万円と6カ月連続で上昇し、前年同月比の上昇率は24.8%まで拡大しました。また、前月に価格水準が高い中央区での事例シェア拡大によって大きく上昇していた神戸市に関しては、その反動もあって今月は-2.6%の2,674万円と大幅に下落したものの、3月を上回る水準は維持しています。

名古屋市では、前月比+1.9%の2,939万円と2カ月ぶりに上昇したことで直近の最高値を更新しました。ここ3カ月間、前年同月比の上昇率は5%台で推移しています。

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※東京カンテイよりデータ一部抜粋
 
 


 
 

新築マンション市場動向



【首都圏のマンション市場動向】
◎発売は16.9%減の1,288戸と再度の落ち込み。埼玉県以外は減少。
◎平均価格9,396万円、㎡単価140.3万円。東京23区などが大幅上昇。
◎初月契約率は57.9%と1月以来の5割台。全エリアが70%を下回る。
  5月の新規発売戸数は1,288戸で、対前年同月(1,550戸)比262戸、16.9%減、対前月(1,006戸)比282戸、28.0%増になりました。
5月の地域別発売戸数の全体比は、東京23区461戸(シェア35.8%)、東京都下155戸(同12.0%)、神奈川県315戸(同24.5%)、埼玉県203戸(同15.8%)、千葉県154戸(同12.0%)。東京都のシェアは47.8%です。
初月契約率は57.9%と前年同月比1.9ポイントアップ、前月比では8.4ポイントダウンとなっています。
即日完売物件は3物件71戸、フラット35登録物件戸数は1,100戸(全体の85.4%)でした。
5月末時点の販売在庫数は5,871戸で、前月末の5,860戸に比べて11戸の増加でした。2024年5月末の在庫数は5,459戸でした。


【近畿圏のマンション市場動向】
◎発売は1.2%増の1,064戸。5カ月連続で前年同月を上回る。
◎戸当たり価格、㎡単価ともに3カ月連続のアップ。
◎契約率は74.7%と好調、5カ月連続の70%超。
  5月の新規発売戸数は1,064戸で、対前年同月(1,051戸)比13戸、1.2%増、対前月(1,369戸)比305戸、22.3%減になりました。
5月の地域別発売戸数の全体比は大阪市部36.4%、大阪府下16.5%、神戸市部3.0%、兵庫県下11.5%、京都市部24.2%、京都府下0%、 奈良県3.3%、滋賀県5.1%、和歌山県0%でした。
初月契約率は74.7%と前年同月比6.0ポイントアップ、前月比では2.3ポイントダウンとなっています。
即日完売物件は1物件1戸、フラット35登録物件戸数は608戸(全体の57.1%)でした。
5月末時点の販売在庫数は2,621戸で、前月末の2,668戸に比べて47戸の減少でした。2024年5月末の在庫数は2,696戸でした。

【首都圏・近畿圏の新築マンション価格推移表(2022年5月~2025年5月)】 202507_06.png
※不動産経済研究所よりデータ一部抜粋
 
 

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