「杉田」駅

かつては、駅の東側にある国道16号線付近に海岸線があり、駅の周辺には見事な梅林が広がり「杉田の梅林」の名前で親しまれていました。杉田駅と新杉田駅に挟まれた場所にある「東漸寺」は、富岡殿と呼ばれていた北条宗長が、1301（正安3）年に創建した寺で、関東十刹のひとつとして隆盛をきわめました。釈迦堂には国の重要文化財で、「永仁の鐘」と呼ばれる梵鐘が収められています。周辺には「東漸寺」のほかにも、杉田梅や「かながわの名木100選」にも選ばれている樹齢600年以上のビャクシンなど、様々な古木がある「妙法寺」や、源氏の武運長久を祈願するために創られた「杉田八幡宮」など歴史のある寺院が存在しています。駅に隣接する商業施設「プララ杉田」には、飲食店や医院などが入居しているほか、4階には卓球やダンス、体操のできるレクホールや料理室がある「横浜市立杉田地区センター」があります。杉田駅から新杉田駅付近までは、飲食店や洋品店、金融機関が並ぶ商店街の「ぷらむろーど杉田」が続いています。