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一戸建てを売却するときの相場はどの程度?
一戸建て売却に関する基礎知識
更新日付:2023.06.22


一戸建てを売却するときの相場はどの程度?売却時のコストも併せて解説

ライフスタイルの変化に伴って、住み慣れた一戸建てを売却して住み替えようと考えている方もいるのではないでしょうか。
一戸建てを売却するときには、どの程度の価格で売れるのかが気になるものです。
売却価格の見当をつけるためには、相場を知らなければなりません。
そこでこの記事では、一戸建てを売却するときの相場や具体的な売却方法をご紹介します。
あらかじめ相場を調べておけば、大切な一戸建てを適切な価格で売却できるでしょう。

2021年6月時点の情報及び税制に基づいて記載しております。

目次

一戸建ての相場はどの程度?

一戸建ての相場はどの程度?

一言で一戸建てといってもその内容はさまざまなので、最初に大まかな相場をご紹介します。今回は住宅金融支援機構が発表した「2019年度 フラット35利用者調査」から一戸建ての相場をチェックしましょう。同調査によると、一戸建て購入時の所要資金は以下の通りです。

区分 所要資金
建売住宅 3,494万円
土地付き注文住宅 4,257万円
注文住宅 3,454万円
中古戸建 2,574万円

すべての区分において、所要資金は年々上昇しています。従って、一戸建ての相場は上昇傾向にあるといえるでしょう。

上記の相場は全国平均であり、エリアによる価格差は考慮していないので注意が必要です。後ほどエリアごとの相場もご紹介するので、併せてチェックすることをおすすめします。

(参考: 『2019年度 フラット35利用者調査』

購入先ごとの特徴と相場

購入先ごとの特徴と相場

一戸建て住宅を購入・建築する購入先を大きく分けると、「ハウスメーカー」「工務店」「パワービルダー」の3つです。どの購入先で購入するかによってかかる費用の相場は異なります。これから、3つの購入先別でどのように相場が異なるのかを見ていきましょう。それぞれに得意分野・苦手分野があるので併せてご紹介します。

ハウスメーカー

ハウスメーカーは全国に広範なネットワークを持っており、自社独自のブランドで注文住宅を供給しています。建築に使用するパーツを製造する設備を自社で保有しており、規格化することで大量生産できるのが特徴です。

規格化することで建築を効率化しているものの、その分建築の自由度が制限されるのがデメリットといえるでしょう。ほかにも、住宅展示場の運営費用や広告費用などがかさむ傾向があります。そのため、他の業者より価格が高めになっているのが特徴です。

工務店

工務店とは多くの場合、地元に密着した建設業者のことを指します。自社で設計から施工までを一括して行うことが多く、自由度が高いのが特徴です。デザイン重視のところや高気密・高断熱推しのところなど、一言で工務店といっても特徴は大きく異なるでしょう。

同等の住宅を建設する場合、広告費や住宅展示場の運営コストなどがかからない分ハウスメーカーより建築費用が安くなる傾向があります。住宅にこだわりたい方だけでなく、コスト面を重視する方にもおすすめの選択肢です。

パワービルダー

パワービルダーとは、コストカットを極めて低価格で戸建住宅を供給する業者を指しています。地価が安い郊外の土地を購入し、低コスト住宅を建設して販売するのがパワービルダーの基本的な流れです。

今回ご紹介した3種類の購入先の中では安価な反面、利便性や土地の形状に問題があることが多いので注意しましょう。建築資材や住宅設備なども大量購入しているため、似たりよったりの仕上がりになりがちです。

エリア別の一戸建て相場をチェック!

エリア別の一戸建て相場をチェック!

エリアによって地価に差があるため、一戸建ての相場にも違いがあります。ここからは、リクルートが2021年6月時点で発表している売却価格相場から、南関東エリア(東京都・神奈川県・埼玉県)のデータをチェックしていきましょう。このエリアで一戸建ての売却を検討している方は、ぜひ事前に確認しておくことをおすすめします。

東京エリア

売却価格相場 4,280万円
建物面積 94m²
土地面積 99m²

東京都内における売却価格の平均は4,280万円ですが、エリアによって大きな差があります。区部を例にしても、相場が高い港区(1億6,700万円)と安い足立区(3,249万円)を比較すると大きな開きがあることが分かるでしょう。

東京都内における一戸建ての売却相場は区部では西高東低になっており、多摩地区では都心部に近い東側ほど高くなる傾向があります。

神奈川エリア

売却価格相場 3,180万円
建物面積 98m²
土地面積 125m²

神奈川県内における売却価格の平均は3,180万円で、東京都に比べると1,000万円ほど安くなっています。建物面積は98m²でほぼ差がない一方、土地面積が125m²と広くなっているのが特徴です。

神奈川県内の一戸建ては、政令指定都市である横浜市・川崎市内は他のエリアに比べて高い傾向があります。同じ政令指定都市でも相模原市の相場は他の地域に近く、安めです。

埼玉エリア

売却価格相場 2,250万円
建物面積 98m²
土地面積 119m²

埼玉県内における売却価格の平均は2,250万円で、今回ご紹介した3都県の中では安くなっています。建物面積は98m²、土地面積は119m²と神奈川県に近いデータです。

埼玉県内では、政令指定都市のさいたま市や東京都に近い和光市・蕨市などで売却価格が高くなり、山間部に近い西側・北側に行くにつれて安くなる傾向があります。
出典:売却価格相場(リクルート調べ)

一戸建てを売却するときにかかるコストを押さえよう

一戸建てを売却するときにかかるコストを押さえよう

一戸建てを売却するときには、さまざまなコストがかかります。思っていた以上にコストがかさむこともあるので、事前にどのようなコストがかかるのか押さえておくことが大切です。

今回は一戸建て売却時にかかるコストとして、5種類の費用をご紹介します。ケースによっては特定の費用がかからないこともあるので、自分の状況と照らし合わせてチェックしましょう。

仲介手数料

仲介手数料とは、媒介契約を締結した不動産業者に対して支払う手数料です。仲介手数料の金額を具体的に知りたい方は、以下の速算法を使用して算出しましょう。

  • 仲介手数料(税込)の金額=(売買価格×0.03+6万円)×1.1

ただし、売買金額が200万円以下の場合は「売買価格×0.05×1.1」、200万円を超えて400万円以下の場合は「(売買価格×0.04+2万円)×1.1」です。この仲介手数料は、売主と買主の双方が不動産会社に対して支払います。

印紙税

不動産の売買契約を締結するときには売買契約書を作成しますが、契約書は印紙税の課税対象です。不動産売買契約書に課せられる印紙税額は以下の通りです。

売買金額 税額
100万円を超え500万円以下 1,000円
500万円を超え1,000万円以下 5,000円
1,000万円を超え5,000万円以下 1万円
5,000万円を超え1億円以下 3万円
1億円を超え5億円以下 6万円

(平成26年4月1日~令和6年3月31日)

不動産取引では多くの場合、上記のいずれかに該当します。契約書は2通作成して売主・買主それぞれが保管するので、双方が契約書1通分づつの印紙税を負担することになります。

登録免許税

売却する不動産に抵当権が設定されているケースでは、物件を買主に引き渡す前に抹消登記を行って抵当権を抹消しなければなりません。抹消登記に課せられる登録免許税は不動産1件につき1,000円で、売主が納付します。

なお、不動産を売買すると所有権移転登記を行わなければならず、こちらも登録免許税の課税対象です。所有権移転登記の登録免許税は買主が負担するので、売主が納付することはありません。

測量費

一戸建てを売却するときには、建っている土地も併せて売却するのが基本です。土地を売却するときに、隣地との境界が不明確なケースや公簿と実測に差がある可能性が考えられるケースでは測量を行うことがあります。

境界確定測量などを行うときは業者に測量費用を支払わなければならず、この費用は売主が負担するものです。ただし、境界が明確になっている場合や公簿売買で取引する場合は測量する必要がないため、測量費が発生することはありません。

引越し費用

居住中の一戸建てを売却するケースでは、住み替えのために引っ越す必要があります。引っ越しにもある程度の費用がかかりますが、見落としがちなので注意しましょう。

もちろん、すでに別の場所に居住していて空き家を売却するケースなどでは、引っ越し費用は発生しません。居住中の物件を売却したときは、契約によって定めた引渡し日までに引っ越して買主に引き渡せるように用意する必要があるため、引っ越し費用も忘れずに計上しましょう。

一戸建ての売却時には戸建住宅に強い不動産業者を選ぼう

一戸建ての売却時には戸建住宅に強い不動産業者を選ぼう

一戸建てを売却するときには、「できるだけ希望価格に近い価格で売却したい」「信頼できる不動産会社に仲介を依頼したい」など、さまざまなことを考えるのではないでしょうか。

さまざまな希望を実現するためには、戸建住宅に強い不動産業者を探すことが大切です。一言で不動産会社といっても得意分野はさまざまなので、一戸建てを売却するなら一戸建てに力を入れているところを選んだほうがよいでしょう。

どこの不動産会社と媒介契約を締結するかで悩んでいる方は、検討中のところが何に力を入れているのかをリサーチしましょう。

安全・安心な不動産業者をお探しなら住友不動産販売へ

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不動産会社選びでお悩みの方や大手不動産業者に仲介を依頼したいと思っている方は、ぜひ住友不動産販売にお任せください。

住友不動産販売では一戸建て住宅の売買に力を入れているので、安心してお任せいただけます。ここからは住友不動産販売の3つの強みをご紹介するので、一戸建ての売却を検討中の方はぜひご参考ください。

大手不動産仲介会社としての実績が豊富

住友不動産販売は日本全国規模で不動産仲介サービスを展開しており、実績も全国最大規模です。営業センター数も多く、個人売買に強みを持っているので、買い手がつかない不安がありません。

住友不動産販売ではこれまでの実績を生かして販売活動を展開しており、一戸建ての売買を強力にサポート可能です。信頼性・安心感を重視して不動産会社を選びたいと思っている方は、ぜひ住友不動産販売にご相談ください。

多彩なメディアを使用した効果的な広告を実施

住友不動産販売では、購入希望者を探すためにさまざまなメディアに物件広告を掲載しています。自社で運営している物件情報サイトに掲載するのはもちろん、提携サイトやDMなどのさまざまなメディアを活用した広告が可能です。

広告の掲載範囲が広ければ広いほど多くの人の目に留まるため、効果にも期待できるでしょう。広範な営業活動も住友不動産販売の魅力なので、スムーズに売却を進めたいと思っている方もぜひご検討ください。

地元の状況を熟知した営業担当者が強力サポート

全国各地に多数展開している住友不動産販売の営業センターには、地元の状況を熟知した営業担当者が在籍しています。地元ならではの状況を考慮して売却活動を進められるので、より効果的な営業が可能です。

もちろん、担当の営業担当者が親身になってサポートしますので、疑問点などがあってもお気軽にご質問いただけます。「できるだけ地元に強い不動産業者に任せたい」と思っている方のニーズにもお応えできるので、ぜひ一度ご相談ください。

まとめ

まとめ

一戸建ての売却を検討している方は、適正価格での売却を実現するためにも、事前に物件所在地周辺の相場をリサーチしておくことが大切です。相場を知って効果的に販売活動を進めれば、より希望条件に近い条件で売却しやすくなるでしょう。

効果的に販売活動を進めるには、一戸建てに強い不動産会社を選ぶことも大切です。地元の状況を熟知した信頼できる大手不動産会社に依頼したいと考えている方は、ぜひ住友不動産販売にご依頼ください。各エリアの情報を熟知した熟練の営業担当者が一戸建ての売却を強力にサポートします。

◆この記事の監修者◆

住友不動産販売(株)
不動産売却マガジン編集部
不動産を「売る」際のお悩みや疑問に対する基礎知識やお役立ち情報を発信する「不動産売却マガジン」編集部です。不動産売却に関する基礎知識や疑問点ををわかりやすく解説。掲載している記事は宅地建物取引士・税理士・マンション管理士・業務管理主任者・ファイナンシャルプランナー(CFP)などの資格を有した者による執筆、監修を行っています。

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