- 不動産査定
- 更新日付:2023.06.22
家の査定は無料でできる?不動産仲介会社への依頼方法や注意点を
わかりやすく解説
家がどの程度の価格で
売れるのか気になるときは、
不動産仲介会社に無料査定を
依頼することができます。
無料査定には、
現地を訪問せずに実施する簡易査定と、
実際に不動産仲介会社の担当者が
家を訪問して査定する
訪問査定の2種類があります。
この記事では、2つの無料査定の違いや
無料査定を依頼する方法、
査定の流れについて解説します。
無料査定を依頼するときの注意点も
紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
家の査定は無料で受けられる?
査定とは、不動産が売れるであろう価格を調べてもらうことです。
家の査定は、無料で不動産仲介会社に依頼することができます。オンラインで申込むこともできますので、パソコンやスマートフォンさえあれば、いつでもどこでも依頼できます。
なお、査定を依頼したからといって、必ず売らなくてはいけないわけではありません。売るタイミングはご自身で決めることができます。
無料で家の査定をする方法
家の査定を受ける方法には、簡易査定(机上査定)と訪問査定の2つがあり、いずれも無料で受けることが可能です。
それぞれの方法を詳しく見ていきます。
不動産仲介会社に簡易査定(机上査定)を依頼する
簡易査定(机上査定)とは、過去の取引から妥当と思われる価格を割り出すことです。管理状態や日当たりなどの実際に訪問しないとわからない事柄を考慮していないので、訪問査定と比べると精度が落ちる傾向にあります。
しかし、オンラインでも簡単に調べられること、AIなどを使った簡易査定(AI査定)であればほぼ瞬時に結果がわかることなどのメリットもあります。おおまかな価格を簡単に知りたい場合に適した査定方法といえます。
不動産仲介会社に無料訪問査定を依頼する
訪問査定とは、不動産仲介会社の担当者に実際に家に来てもらい、売却できそうな価格を割り出してもらうことです。訪問時間は1~2時間程度ですが、査定結果が出るまでには3日~1週間ほどかかります。
訪問査定では家のエリアや広さ、築年数といった条件だけでなく、実際に見ないとわからない個別の状況、例えば管理状態や日当たり、周辺の環境なども踏まえて価格を割り出します。
そのため、より実情に近い価格を知ることができるでしょう。
家を無料査定し売却する流れ
家の売却は、以下の流れで進みます。
- 売却の検討・相談
- 査定
- 媒介契約の締結
- 販売活動
- 契約
- 引き渡し準備
- 引き渡し
それぞれのステップをわかりやすく解説します。
1.売却の検討・相談
まずは、売却するかどうかを検討します。
家の売却は、住宅ローンが残っていても可能です。もしも、懸念事項があって決めかねるときは、一度不動産仲介会社に相談してみましょう。
2.査定
まずは簡易査定を依頼してから訪問査定に進むこともできますが、はじめから訪問査定を受けることも可能です。
いずれも無料であるため気軽に依頼できます。
なお、家を売却するときには、売却を依頼する不動産仲介会社の訪問査定を受けることをおすすめします。丁寧に価格を調べ、売り出し価格を決定します。
3.媒介契約の締結
複数の不動産仲介会社に査定を依頼した場合は、販売を依頼する不動産仲介会社を絞り込みます。
査定時に、妥当な査定金額を提示していることは不動産仲介会社を選ぶ必須条件となりますが、それに加え、信頼できる不動産仲介会社であること、担当者が親切かつ親身で相性が良いことなども考慮しましょう。
販売を依頼するときには、媒介契約を締結する流れになります。
媒介契約には、専属専任媒介契約と専任媒介契約、一般媒介契約の3つがあります。以下の表も参考に、契約の種類を選びましょう。
専属専任媒介契約 | 専任媒介契約 | 一般媒介契約 | |
---|---|---|---|
他の不動産仲介会社との媒介契約 | 不可 | 不可 | 可能 |
契約期間 | 3ヶ月以内 | 3ヶ月以内 | 法令上は特に決まりなし (ほとんどの不動産仲介会社では3ヶ月以内) |
販売状況の報告義務 | 1週間に1回以上 | 2週間に1回以上 | なし |
4.販売活動
媒介契約を締結すると、担当者による販売活動が始まります。なお、売却したい時期をあらかじめ伝えておくと、希望時期の売却に向けて売却活動をしてもらいやすくなります。
また、居住中の家を売るときは内覧対応が必要です。
丁寧な掃除を心がけるのはもちろんのこと、購入希望者の質問に適切に答えることも求められます。学校区の学校の評判や近隣施設、周辺の環境などについて答えられるように準備しておきましょう。
5.契約
契約時には、ローン残債を返済する準備をしておきましょう。家を売るときには仲介手数料や印紙税、登記費用などがかかるため、売却額全額をローン残債に充当できない点に注意が必要です。
価格や条件に納得できたら、売主・買主の双方の合意のもとに売買契約に進みます。
契約の際には買主から売買代金の一部を手付金として受け取ります。
6.引き渡し準備
居住中の家を売るときには、引っ越し先の住宅の手配も必要になります。物件を引き渡すまでに引っ越しが完了するようにしておきましょう。
7.引き渡し
全ての手続きが完了したら、売買代金の残代金を買主から受け取り不動産を引き渡します。
ご自身で登記手続きを進めることもできますが、家と土地の権利を買主に移転するための登記手続きが必要となるため、司法書士へ依頼する場合が多いです。
無料査定を依頼する際に
気を付けたい注意点は?
無料査定を依頼するときに注意したいポイントを紹介します。
高額売却につながる点を逃さないよう、確認しておきましょう。
担当者との相性をチェックする
訪問査定時の担当者が、販売の担当者になる場合があります。
訪問査定時に、担当者の人柄やご自身との相性、販売活動への注力具合などもチェックしておきましょう。高く売れるかどうかは担当者の腕にかかっている部分もあるため、重要なポイントです。
査定書の内容を細部までチェックする
訪問査定後、3日~1週間ほどで査定書を受け取ります。
なぜその査定額になったのか、根拠を確認し、丁寧に分析されているか細部までチェックするようにしましょう。
住宅ローンの残債を調べておく
ローンが残った状態では家を引き渡すことはできません。
住宅ローンが残っている場合は、残債を調べておきましょう。査定額が残債よりも少ないときは、差額をどう支払うか検討します。
家の価格相場を調べておく
査定を受ける前に家の価格相場を調べておくと、査定額が妥当かどうか判断しやすくなります。例えば、国土交通省の土地総合情報システムでは、不動産売買の取引事例を地域別にチェックすることが可能です。
また、レインズの不動産取引情報提供サイト(マーケットインフォメーション)でも、エリアごとに直近の取引事例を調べられます。ただし、取引件数が少ないエリアでは結果が表示されないため注意が必要です。
家の無料査定に関するQ&A
無料査定に関してよくある質問と答えを紹介します。ぜひ参考にして、疑問を解消してから無料査定を利用しましょう。
Q.家の売却予定がないときでも無料査定できる?
無料査定は、すぐに売却する予定がない不動産に対しても利用できるサービスです。何度か査定をして売るタイミングを見極めるといった使い方も可能です。
Q.家の査定が有料になることはある?
無料査定と記載されている場合には、有料になることはありません。
信頼できる不動産仲介会社に査定を依頼すると、費用面での不安も解消しやすくなるでしょう。
まとめ
家の無料査定は、気軽に利用できるサービスです。家の価格を知りたいときや売るタイミングを決めたいときなどにも利用することが可能です。
より気軽に利用したい方は、簡易査定を選ぶとよいでしょう。簡易査定であればインターネットだけで価格を調べることができるため、担当者が家を訪問することはありません。
また、住友不動産販売のステップAI査定であれば電話番号の記入なしにご利用いただけるので、電話での営業を受けることはなく、気軽にご利用いただけます。
家を売却したいときは、担当者が直接家を訪問する訪問査定をおすすめします。査定の担当者が売却の担当者になることもあるため、査定額だけでなく担当者との相性も見極めるようにしましょう。
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